チャペルのひびき
人のいのちに寄り添い、輝かすために
敬和学園の理事として本学をおささえくださる長倉望先生(日本基督教団新潟教会牧師)が先週のチャペル・アワーをご担当くださいました。牧師の子でありながら、ご家庭の事情により、神様にも、他者にも自分にも素直に向き合うことのできなかった幼少期。しかし、少年時代のある日、教会の人々の温かな眼差しに触れることを通して、先生は、神様の愛に気づかされるとともに、他者との出会いへと押し出されゆかれたのでした。そのことはまた、先生にとって、ご自身との和解でもありました。先生によると、神様との関わりと他者との関わり、また自分自身との関わりは、ワンセットであり、その中の一つでも壊れるとすべてが破綻するとのこと。神の独り子イエスは、神様との、他者との、また自分自身との正しい関わりへと導き入れんがために、私たちのもとに宿ってくださったことを、先生のメッセージを通して覚えることができました。アッセンブリ・アワーでは、瀧澤ミチ子先生(NPO法人子どものオンブズにいがた副代表理事)がご自身の歩んでこられた道のりをご紹介くださりながら、いのちに寄り添い、いのちを支えることの意義について教えてくださいました。過酷な少女期の体験により長らく自分を肯定することがおできにならなかった先生でした。けれども、その後の温かな人との出会いやその時にかけられた温かな言葉を通して、ご自身の人生の意味を捉え直すとともに、ご自身と同様、過酷な試練を与えられながら歩む人々に寄り添うような人生へと踏み入ってゆかれました。繰り返し、押し寄せる過酷な試練のただ中にあっても、いのちに寄り添い、いのちを輝かせるお働きを続けておられる先生に、心よりの敬意を抱かずにはいられません。また、長倉先生においてもそうであったように、人を生かすのは温かな眼差しと言葉の力であることを教えていただきました。私たちもまた、そのような眼差しと言葉をもって、人の命を支える者となりたいと願います。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「闇の中の光」 日本基督教団新潟教会牧師 長倉 望 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講演 「若いあなたに伝えたい「いのちと平和」のメッセージ」 NPO法人子どものオンブズにいがた副代表理事 瀧澤 ミチ子 先生

<参加学生の感想>
感想1)「目に見えないものは何ですか?」という質問一つでも、返ってくる答えは人それぞれであり、いくつもあると思った。それくらい人の考え方や価値観は異なることを改めて感じた。私は、この質問に対して、人の気持ちが最初に浮かんだ。他人の気持ちはもちろん目に見えない。その人の動作や言葉から読み取るということをしなければわからない。そして、読み取ったり考えたりした結果の気持ちも確かなものなのかは、本人にしかわからない。これは、いじめにも関わってくるものだと思う。いじめる側は、いじめられる側の気持ちをわかろうとしないのではないだろうか。わかったところで、関係ないとして、いじめ続けるのではないか。考え方を改めるべきだと思う。人が生まれる奇跡を授かったいのちを大切にしようと思う。
感想2)今回のアッセンブリ・アワーでは、子どものオンブズにいがたの瀧澤先生よりお話を聞かせていただきました。ご自身の様々な経験や出会った人々との交流についてお聞きし、人間は1人で生きられないことや、周りにいる人との関りがとても重要なのだと学びました。私も中学時代、友人の死を経験しました。今でもSNSなどを見ている時に、突然、彼女についてのニュースを目にしたり、以前のアッセンブリ・アワー講話でもその話題が出て、そのたびに深く動揺していました。彼女とよく一緒に見ていたテレビ番組を見る時、彼女の眠るお墓を訪れる時、いつも彼女はどんな気持ちでその選択をしたのだろうと考えます。もう彼女と話すことはできないけれど、今日のお話を聞いて自分の周りにいる人たちが彼女のような選択をしなくてよくなるような温かい関わり方をしていけるようにしなければならないと思いました。







