学長室だより

2004年8月6日号

この7月の敬和学園高校と大学の合同研修会は3日(土)、聖学院大学学長の阿久戸光晴氏をお招きした。その前日、阿久戸先生を新潟駅でお迎えした。大学に立ち寄っていただき、後宮理事長、事務局長ともお会いいただき、早めに月岡温泉に入っていただいた。夕食には、あとから新井がうかがいお相伴した。それも意義ある、楽しいひと時であった。
7日は朝9時半から敬和学園高等学校で開会礼拝をしていただき、その後すぐに基調講演。「理念からの学校形成。」キリストに連なるものとして、日本国憲法と教育基本法の精神をいかし、学生個人の個性を尊重する。この理念を基礎的「形」forma として、教職員が「ひとつ体」となって進む。聖学院は(大学だけでなく)全体がこの姿勢を、血のにじむ長い時間をかけて「創り出して」こられた。阿久戸先生はそのご講演のあと、さらに1時間半にわたる、討議と質疑応答の時間に耐えてくださった。
多くを学ばせていただいた。国中の教育の場が、これに聴くべきだ。 阿久戸先生を遣わしてくださった大木英夫先生に深謝する。(新井 明)