ダビデの物語(3代目学長 鈴木佳秀)

ダビデの物語・ダビデ王位継承史その103[2014-04-18]

ヨアブにはソロモンが手を下しダビデ王の遺言を実行しました。シムイの方はどうなったでしょうか。「王は人を遣わし、シムイを呼んで、言った。『エルサレムに家を建てて、そこに住むがよい。そこからどこにも出て行ってはならない。もし出て行ってキドロンの川を渡れば、死なねばならないと心得よ。お前の血はお前自身の頭に降りかかるであろう。』シムイは王に、『親切なお言葉です。僕(しもべ)は、わが主君、王の言われるとおりにいたします』と答えた。シムイはエルサレムに住んで多くの月日を過ごした。しかし、三年目が過ぎて、シムイの二人の僕(しもべ)が、ガトの王アマカの子アキシュのもとに逃げ去ったときのことである。この二人の僕がガトにいるとの知らせを受けると、シムイは……二人の僕を探し出すために、ガトのアキシュのもとへ行った。そしてシムイは、二人の僕をガトから連れ戻して来た。シムイがエルサレムからガトに行って帰って来たとの知らせがソロモンに届くと、王は人を遣わしてシムイを呼び、こう言った。『わたしはお前に主にかけて誓わせ、警告しておいたではないか。「どこであれ出て行けば、その日に死なねばならないと心得よ」と。……なぜ主にかけて誓ったこと、またわたしの授けた戒めを守らなかったのか。』」(列王記上2章36節〜43節)エルサレムから逃れようとしていたダビデ王を激しく呪ったシムイは、復帰する王の前にひれ伏し赦しを乞うたのです。王は彼を赦し処刑することはしませんでした。しかし神の名において呪った者の処分を、息子ソロモンに託したのです。(鈴木 佳秀)

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