学長室だより

2003年10月31日号

10月10日にユリノキの植樹を行ってから、教養リフレッシュ・リトリートのために、一同バスで胎内(たいない)のパークホテルへ向かった。日本基督教団富士見町教会の倉橋康夫牧師の「宗教と人間」というお話を2日にわたってうかがった。本格的な講演は有益であった。ことによると、1年生にとっては、すこしきつかったかもしれない。しかし、語られた一部でもいい。理解できたところを忘れずにいることだ。それが、将来生きてくる。
ふだんのチャペル・アッセンブリー・アワーの感想文のなかで、優れたものが選ばれた。受賞者たちは、みずから書いたエッセイを音読して、その後に表彰とご褒美をいただいた。若者たちは耳で聞いたことを、よく咀嚼し、みずからの頭と体のなかに収めている。それがこれからの人生の糧となる。若者たちの朗読をきいて感銘したのは、こちらであった。(新井 明)