学長室だより

2008年6月20日号

敬和学園大学には「日本語・日本文化研修プログラム」というものがある。“Japan Culture and Language Program”のことであるから、略してJCLPといっている。英語圏から青年たちを招いて、日本語その他の研修に4週間を費やしてもらう。今年は昨年につづいて米国アリゾナ州のEmbry-Riddle AeronauticalUniversity から14名の若者がきた。林原助教授がついてこられた。
日本語の訓練が中心であるが、新発田、弥彦、会津その他の地の観光。茶道、生け花,剣道、太鼓。敬大生ほかの日本人家庭へのホームステイの体験、などなど。かれらに関わる先生がたの観察によると、始めは日本語などなにも喋らない連中が、日ごとにみごとに進歩しているとのこと。優れた教師たち、職員の努力の賜物なのであるが、やはりやる気十分の若者たちが、ここに選ばれて来てくれているのであろう。日本人学生との交流も楽しそうだ。書道も試みた。食堂に「日本の友」「美しい日本」「友情の絆」などの筆文字が下がっている。(新井 明)