学長室だより
月岡で新入生オリエンテーションが行われました
校庭のハナミズキが満開になりました。街路樹のハナミズキも、赤い花の木と白い花の木が交互に並んで、青空の下で輝いています。
4月21日と22日に月岡温泉で、毎年恒例の新入生オリエンテーションが開催されました。礼拝、講演、教職員紹介、アイスブレークのゲーム、ゼミ単位の活動などがありました。会場のホテルで働く二人の卒業生が、学生時代と現在の仕事を紹介した後で、「4年間は瞬く間に過ぎるので悔いのない学びをしてください」と勧めた言葉が印象的でした。友人や教職員との出会いが掛替えのないものとなり、一人ひとりの大学生活が充実したものとなりますように祈ります。
22日の4限と5限の間の短い休み時間には、ボランティア団体keiwa HOPE主催でヤマト運輸さまの協力で熊本地震の被災地にある「恵楓園」にいのちの「水」を送る水送り出し式を行いました。ささやかな贈り物がニーズにかない、被災地の人々の心に寄り添うことができれば幸いです。
23日の夜11時からNHK EテレでETV特集「ハンセン病 隔離に抗った医師の記録」が放映されました。これは本学の藤野豊教授が最近出版した『孤高のハンセン病医師 小笠原登「日記」を読む』(六花出版)に基づいて映像化された番組でした。藤野先生は昨年のチャペル・アセンブリ・アワーでも小笠原登について紹介してくださいました。「良心の全身に充満したる丈夫(ますらお)」とも言うべき人の生涯を紹介した極めて良質な番組でした。(山田 耕太)