学長室だより

明けましておめでとうございます

「めでたさも 中くらいなり おらが春」(一茶)。雪の中で2022年が明けました。昨年もさまざまな予測しないできごとに遭遇しましたが、地域社会の皆さま方のさまざまなご支援の下で、幸い何とか道が開けて乗り越え、恵みの中で一年を終えることができました。心から感謝申し上げます。

新しい年も新たな課題や困難に直面することがあるでしょう。教職員が一つの心になって、一心不乱に立ち向かっていく力が引き続き与えられますように祈り求めます。

学生の皆さんは今年度の授業もあと2週間余りになりました。それぞれの授業は今学期あるいは今年度の最後のまとめに向かっています。同時にそれぞれの科目のレポート提出や試験が近づいています。最後の力を振り絞って、自分の問いや疑問を大切にして、自分が自分に設定する課題に真摯に取り組んでいきましょう。その成果を手にするのは、学生一人ひとりが自分で設定した課題に、いかに真剣に取り組んだか否かによります。探求心の手綱を緩めずに、知らないことを知る喜びを原動力にして、視野を広め、洞察力を深め、思考力を強めていってください。

授業を通じて皆さんの視野を広げてください

授業を通じて皆さんの視野を広げてください

 

前期・後期をそれぞれ1ステップと数えると大学4年間に合計8ステップあります。卒業には必修科目を含めて124単位修得することが最低必要です。それよりも大切なのは、各学期の始めに自分で設定した課題をクリアして、ステップごとに課題を高めようとする姿勢です。(山田 耕太)