学長室だより

第2回オープンキャンパスが開催されました

街中ではノウゼンカズラのオレンジ色の花やサルスベリのピンク色の花が鮮やかです。大学では尋真館(研究棟)の前で、韓国の国花のムクゲの白い花や紫の花が次々と咲いています。

先週は梅雨が逆戻りしたかのような日々が続きました。雷を伴う雨が激しく降り、各地では短時間で記録的な降水量となりました。人間の経済活動による二酸化炭素の膨大な排出量などによって引き起こされる最近の異常気象や気候変動に対して、大自然からのしっぺ返しのように感じるこのごろです。

16日土曜は朝から晴れ渡り、感染症対策をした上で、3月末に続いて第2回オープンキャンパスが開催されました。オリエンテーションのS31大教室は高校生とその家族で久しぶりにいっぱいになりました。各学科に分かれた授業体験、キャンパスツアー、面接指導や相談コーナーなどが行われました。私もある科目の授業体験に参加し、面接指導にも加わり、実際に参加した高校生を肌で感じ取りました。

オープンキャンパスには、多くの高校生と保護者の皆さまにご参加いただきました

オープンキャンパスには、多くの高校生と保護者の皆さまにご参加いただきました


 

高校生が平均寿命で考えると今後70年近く生きていく中で、15歳から25歳ごろまでの約10年間が、人生の土台を築いていく大切な時期であることに気づいて、その中で友人や教師などをとおして人と出会い、本や学びや自然や芸術を通して真理(本当のこと)と出合い、高校生の自分がまだ知らない本当にあるべき自分の姿と出会って、成長していってほしいと、心から願いました。(山田 耕太)