キャンパス日誌
「地域学」で小柳産業さまを見学しました
敬和学園大学には「地域学」という授業があり、学生たちには、地元の自治体や会社のトップの方からお話を伺える機会が用意されています。
今回の授業では、地域の資源循環と環境保全をすすめる企業の1つ、小柳産業さまを見学させていただきました。小柳産業さまは、廃棄物の処理・再資源化などを行う会社です。
今回は、廃棄物の種類ごとにどのように再資源化が行われているのか、施設内の工程ごとに見学し、解説していただきました。
最初に、空き缶類の処理を見ました。まずは手作業で仕分けされた後、機械によりアルミ、スチール、そして缶の中に何か入っているものに仕分けされます。缶の中にはたばこの吸殻などが入っていることがあり、この場合は再資源化ができなくなってしまうそうです。
仕分けされたアルミ缶やスチール缶はプレスされ、資源として活用されていきます。
ガラス製品は、すべてこなごなに砕き、パウダー状にして再資源化がすすめられていました。
安全性を高めるように暗がりでキラキラと輝く道路を見かけることがありますが、そういった道路はこのガラスパウダーによるガラス舗装が行われているのだそうです。
ペットボトルは私たちが普段着ているYシャツなどの原材料となり、紙やダンボール、発泡スチロールもコンパクトに再生成され、再資源化がすすめられています。
私たちが気づかないところでこのような環境保全が着実にすすめられていることを知り、また、私たちがきちんと分別していくことで再資源率が高まることが分かり、普段の生活の中で自分ができる環境保全活動について考えるきっかけにすることができました。
また、万が一、大切なものをごみに出してしまった方がいれば、その方と一緒に納得できるまで最後まで一緒に探してくださるそうです。
会社で働くすべての皆さまが、きちんと環境保全や地域貢献を意識しながら働いていることが随所で伝わってくる会社見学会でした。
学生たちは、社会のために生きるということを実践している会社の姿勢を知り、働くことの意味を考えるよい機会となりました。
小柳産業さま、ありがとうございました!