キャンパス日誌

第15回卒業式答辞(劉莉頴さん)

卒業生代表の劉莉頴さん(国際文化学科)

卒業生代表の劉莉頴さん(国際文化学科)


 

本日は、新井学長、諸先生方、御来賓・保護者の皆さまの御臨席を賜り、盛大な式典を挙行していただいたことに、卒業生一同厚く御礼申し上げます。2005年4月の入学から、あっという間に時が流れ、今日、無事に卒業の日を迎えることができました。今も実感が湧かず、寂しさと嬉しさを同時に感じております。ここまでがんばって来ることができたのも、敬和学園大学関係者の皆さま、御列席のご来賓の皆さま、たくさんの励ましをくださった先生・先輩の方々、また、いつも身近にいる、あるいは、遠い国外から常にエールを送ってくれる家族、仲間たち、さまざまな方のご指導・ご支援の賜物と、痛感しております。

本学のキリスト教精神に基づくリベラルアーツ教育によって、私たちは自由を獲得する術を学びました。また、留学生や地域との交流、奉仕活動を通して、多様な個性・生き方を持つ人々と出会い、支えあいながら、そのつながりを深めることができました。ゼミ・講義・語学教育において、諸先生は学生一人ひとりと向き合い、知識だけではなく生きる指針を与えてくださったと感じております。この4年間に私たちが得たものは、これからの人生を強く支えてくれる光となるでしょう。

大学の4年間で、私たちは成長してきました。私たちの考え方も自己中心から他人を尊重するものになりつつあります。この成長は先生たち及び周りの方々のおかげでできたと思います。卒業生全員、敬和学園大学には大家族のような温かさを感じております。このような温かさを持って、どんなに辛いときにも、私たちは耐えていけるでしょう。私たちは敬和学園大学に入って、よかったと思っております。ここで、国際文化、環境経済学など知識を習得しながら、多くの友達ができ、大人として生きていく方法も学びました。そして、キリスト教精神の教育を受けた私たちは愛を理解することができました。

春から、私たちには新たな歩みが始まります。そこで私たちはそれぞれの道を、責任を持って進むことで、すてきな生き方を見付けていこう、と決意しています。これまで以上の苦難に向き合う事もあるでしょう。しかし、敬和学園大学で得た知識を活かし、辛い時こそ朗らかに、一歩一歩しっかりと生きていこうと思っております。これから、社会に出ても、これまで通り、皆さまのご指導・ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げす。

最後となりましたが、今日まで私たちに温かい励ましと真摯なご指導をくださった、新井学長、諸先生方、さまざまな形で私たちの生活を支えてくださった職員の皆さまに、重ねて心からの御礼を申し上げます。皆さまのご健勝とご多幸、敬和学園大学のより一層の発展を祈念して、答辞とさせていただきます。

2009年3月19日
卒業生代表 劉莉頴(国際文化学科)