チャペルのひびき

視野を広げて、心を耕してください

 「自分自身に向かって歩き出せ。」父親の財産の分け前を受け取った息子は、遠い国に出かけて全てを使い果たしてしまう。救いようのない生活の中、彼は初めて自分自身にたち返る。どこか遠くではなく、今、ここにこそ自分がいる。「視野を広げて、心を耕してください。」高校二年生の時にバングラデシュの旅をした小倉さん、ヨルダン、タイ、アメリカ、ブータン、インドでの学びを続けてきた。世界との出会いと、自分自身との出会いは一つだった。(大澤 秀夫)

Ⅰ.チャペル・アワー
説  教 「 二人の子を持つ父親のたとえ 」 新発田ルーテル・キリスト教会牧師 士反 賢一 先生
20130614チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅱ.アッセンブリ・アワー 
講  話 「 ヒマラヤの村に一年暮らして 」 カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部修士課程 小倉 沙央里 先生
20130614チャペル・アッセンブリ・アワー

参加学生の感想
感想1)今日の講話を聞いて、まず思ったことが自分から行動することは大切なのだということです。今いる日本、新潟だけでなく、世界を見ることで、自分の価値観が変わるのだろうと思いました。いくら裕福で文明が発達していても、自然のサイクルに調和した自給自足の生活に勝るものはないのではと思います。自分で考え、生活することはとてもすごいなと思いました。小倉先生の言葉のとおり、私も視野を広げて、心を耕していけたらいいです。
感想2)「本気になって自分を引っ張り出して物事をする、失敗とかは二の次である。」この言葉は何かに本気になってやったことのない私にとって、とても心に響きました。
感想3)小倉先生の講話を聞いて自分がいかに外面的な豊かさばかりを求めているかを知らされました。物がないからと行って不便なことばかりではないですし、むしろ物が入ることで今までのコミュニティーや生態系がくずれたりして必ずしもいいことばかりではないことを知りました。
感想4)自分の知らない世界があって、もっと自分も視野を広げて、何をしたいのかという事だけではなく何ができるのか、大学生のうちに“知る”ことを求めて、将来に結びつく大学生活を送りたいと思いました。特に価値観の違う人との出会いは自分にとってプラスになるのではないか、と気づかされました。