チャペルのひびき

「まことの友」となること

 東新潟教会の小池正造先生が、聖書を通して、また「妖怪ウォッチ」のエピソードを交えながら、真の「友達」とは何かということを教えてくださいました。利害を超え、助けを必要としている人々の傍らに寄り添い、手を差し伸べてゆくことにおいて、まことの友となってゆくことが(誰が自分の本当の友達かを品定めをすることよりも)大切なのだということを、小池先生は教えてくださっているように思いました。これはまた、主イエスが、ご自身の歩みにおいて示してくださったことでもあり、私たち一人ひとりに求めておられることでしょう。アッセンブリ・アワーにおいてはキリスト教海外医療協力会の青木盛、先生が、アジアの最貧国の一つといわれるパキスタンの実情とそこでのお働き、またそれに伴う困難さについて、スライドを通してお話ししてくださいました。日本と比較すると信じられないくらいの乳児死亡率、女子が教育を受けることにたいする厳しい現実など、テロの爪痕など、心が痛むことの連続でしたが、かの地の人々の傍らに寄り添い、困難の中で医療に従事される青木先生をはじめとする方々の働きに、国籍を超えて、利害を超えて、真の友となることの尊いモデルを見ることがゆるされたように思います。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「 隣 人 」 日本基督教団 東新潟教会 牧師 小池 正造 先生
20150109チャペル・アッセンブリ・アワー

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「未来に続く小さな命の灯をまもるために 」 キリスト教海外医療協力会 青木 盛 先生
20150109チャペル・アッセンブリ・アワー

〈参加学生の感想〉
感想1)友達の本当の意味を分かりやすく教えてくれました。妖怪ウォッチのような友達にならないように気を付けていきたいと思います。パキスタンはあまり知られていない自分の中でよく分からなかった国だったので、ニュースでは見ることのできないパキスタンの現状を見ることができてよかった。赤ちゃんのためにもっと衛生的に安全にしたら、もっと赤ちゃんが生き延びることが出来ると思った。
感想2)小池先生の話をきいて、自分の友だちとの付き合い方を改めて考えることが出来ました。自分のことばかりを考えて、相手の都合も考えないで、行動することはいけないと思いました。私自身もできるだけ、そのようなことはしないように気を付けていますが、時々自分の都合ばかり考えて、相手のことを考えていないときが少なからずありました。これからは、自分のことだけでなく、相手のことをちゃんと考えていけるようにしていきたいと思います。
感想3)気が付けばもう終わってしまう1年に、あっという間だと思わされました。昨年を振り返ると、多くの友人が出来たと思います。どのような関係であるか? との問いには、上手く答えることはできませんが、一方的な関係ではないと思います。風邪をひけばお見舞いに来てくれる。そんな素晴らしい友人のために、これからも尽くしていけるように頑張ろうと思います。自分が友人のために何ができるのか、しっかりと考えなければならないなぁと思いました。新しい1年も、新たな出会いも待ち望みながら過ごしたいです。
感想4)アッセンブリ・アワーでは、命の大切さについて学びました。日本とイスラームの文化の違いにすごく驚きました。男と女ですごく差があって、妊娠した時に女の子とわかると中絶して赤ちゃんを殺してしまうというのにすごく驚いたし、自分は、男女関係なく生まれてきたときに喜んであげればよいのにと強く思いました。イスラームの国では5秒に1人が死んでいるということを初めて知りました。きっと文化や衛生面だったりするのだと思います。日本がどれだけ恵まれているかが分かります。今ある環境に感謝して生きていきたいです。