チャペルのひびき

平和の使徒として歩みだすとき

 クリスマスの燭火礼拝を多くの方々と共に守れたことを幸いに思います。神様が、御子イエス・キリストを、この世界に与えてくださったことの恵みを改めて覚えることがゆるされました。特に、この礼拝において、主イエスが「平和の君」として到来してくださったこと、神と人との間に、また人と人との間に、和解をもたらす方として来られたことを、聖書を通して学びました。世界には、多くの争い、また、人と人とを分断する様々な壁(人種の壁、制度の壁、心の壁等)が存在しますが、それらを取り崩し、人と人との間に、愛の絆を生み出すために、神であられた方イエスが、人となられて私たちの間に宿ってくださったのです。クリスマスは、そのことを心に留め、一人ひとりが平和の使徒として歩みだすときでもあります。この礼拝はまた、讃美礼拝として豊かに守られましたが、吹奏楽部とクワイアの学生諸君が心をこめて奉仕をしてくださいました。喜びと平和に満ち溢れたひとときでした。(下田尾 治郎)

クリスマス・メッセージ 「 クリスマス――平和への志と希望を胸に抱くとき 」 宗教部長 下田尾 治郎
20141219チャペル・アッセンブリ・アワー

20141219チャペル・アッセンブリ・アワー

20141219チャペル・アッセンブリ・アワー

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〈参加学生の感想〉
感想1)燭火礼拝に参加して、キリスト教は私たちの心にあり、私たちの平和でもあり、2つのものを1つにし、敵意という壁を取り壊し、みなを平等で平和な世界へと導いて下さったということを知りました。KEIWA Choirの讃美歌もとても美しい歌声でこういったイベントが開かれ、そのイベントに参加できる機会は今まで経験したことがなかったので、敬和学園大学に入学して、このようなイベントに参加できるということをうれしく思います。
感想2)今日の特別なチャペルは、これから僕の心に強く残っていくものになると思いました。キャンドル・サービスや学生たちの讃美歌は、心が安らかになった気がします。先生のお話も、今までよりしっかり考えながら聞くことが出来ました。今までのチャペルも今日と同じ気持ちで聞けていたら、何か新しく気付けることがたくさんあったのではないかと後悔しています。下田尾先生は、今日人種の違いに結び付けてキリスト教についてお話をしてくれましたが、僕も人種の違いを縮めてくれる一番身近な方法は、宗教なのではないかと今日思いました。今日僕が感じたような気持ちを常に持てれば、周りの人にも優しくできて争いは絶対怒らないと思うからです。今日のチャペルに出て本当に良かったと思います。
感想3)本日のクリスマス礼拝に参加して、下田尾先生のお説教がとても印象に残りました。他人を自分のものさしで測る時に、それが偏見を生まないようにすること、それは、自分が国際社会に触れていく上で、とても重要なことだと感じました。顔の色が異なる、あるいは文化や習慣が異なる人と出会った際に、常に日本人としてのものさしで彼らを判断するのではなく、一個人として相手を受け入れ、相手を思いやって考える、そういったことの重要さも下田尾先生のお話からも考えることが出来ました。この感覚を忘れずに、これからの学生生活をより有意義なものにしていきたいです。
感想4)私は今回初となる燭火礼拝への参加で、KEIWA Choirとして讃美歌を歌い、この礼拝は、とても貴重な体験でした。讃美歌は緊張もあったけど、無事に歌いきれてよかったです。