チャペルのひびき
後世への最大遺物
前期最後のチャペル・アワーは金山愛子先生(本学学長)がご担当くださいました。先生は、キリスト者であり、近代日本を代表する思想家の一人であった内村鑑三の『後世への最大遺物』という書物に記された内容、また内村の生涯についてお話しくださりながら、大切な指針をお示しくださいました。内村は、私たちが後世に残すことのできる最大のものは、お金や事業などにも増して、「勇ましい高尚なる生涯」であると語りました。私たちがどう生きたか、あるいはどう生きるかということを通して、ささやかであっても、確かなよき変化をもたらすことができるのでしょう。あまたの問題をはらんだ現代社会のただ中にあっても、希望を見失うことなく、世界によきものをもたらす者となるために、敬和学園大学の学び(教育)のあることを心に刻むことができました。アッセンブリ・アワーでは、「キリスト教音楽」受講者からなるKEIWA Choirの皆さんが、すばらしい賛美の歌声を響かせてくださいました。後期のチャペル・アッセンブリ・アワーが始まります。この時間で語られることを通して、皆さんの敬和での学びが方向づけられますよう、心より祈ります。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「内村鑑三『後世への最大遺物』」 学長 金山愛子 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
「キリスト教音楽」受講者による発表 KEIWA Choir

<参加学生の感想>
感想1) チャペル・アッセンブリ・アワーを聞いて、金山先生のお話では後世に残せるような生き方をしているのだろうかと考えるきっかけになりました。内村鑑三について聞いているうちに自分に当てはめて考えた場合、後悔ばかりが思い浮かぶ人生のため、そういったものも混ぜた上で後世に残すような言動をできているのかを考えました。そしてキリスト教音楽の発表を聞いて、讃美歌に込められた思いを含めてハーモニーが広がっていく様子を体感しました。また言葉の発音を気をつけることで一音一音が印象的に聞こえました。
感想2) 内村鑑三の話を聞きました。内村鑑三の生涯とキリスト教の関係を知ることができました。私は、「後世に継承できるものがなくても、この人はこれだけやったという事実を残すことが大切である。」という言葉が印象に残りました。今日の聖書箇所は、ローマ帝国がキリスト者を迫害、追放していた時代のものであり、キリストが伝道を始めようとした時、悪魔が誘惑をしてきました。その誘惑の内容は、その時代のローマ帝国を表現しています。誘惑を悪魔の声として捉え、キリスト者たちは伝道を始めます。この箇所は、内村鑑三の不敬事件を思い出させる部分でもあると学びました。キリスト音楽の受講者による発表では、力強い歌声に感動しました。また、曲の雰囲気に合わせ声のトーンなどを変化させているのが聞いていて楽しかったです。






