チャペルのひびき

多様性の中に一致を求めて

先週のチャペル・アワーは、山﨑ハコネ先生(共生社会学科長)が、詩編とマルコによる福音書をテキストに、またご自身がオーストラリアの友人を訪ねたいと思った病気の方の同伴者としてオーストラリアへお訪ねになられた際のご体験に触れられながら、豊かなメッセージを届けてくださいました。マルコ福音書の6章には、弟子たちが舟に乗り込み、湖に漕ぎ出した際の出来事が記されています。漕ぎ出したはよいが、嵐に遭遇し、弟子たちはにっちもさっちもいかない状態に陥ります。そんな弟子たちにイエスは湖上を歩んで近づかれ、「安心しなさい。わたしだ」と声をかけられ、嵐を鎮められたのでした。誰もが、人生の途上において、思いもしない出来事に遭遇し、生き悩んでしまうことがあるでしょう。そんな時にも、イエスは私たちの側にいてくださり、私たちの助けを求める叫びを受けとめてくださる方であることを、聖書の丁寧な釈き明かしを通して先生は教えてくださいました。アッセンブリ・アワーでは、大橋美樹先生をお迎えし、インドネシアの日本語学校教師としての貴重なご経験、ならびに現在の燕市・小中川児童館での館長としてのお働きについてお話を伺う機会を与えられました。国として多様性の中に一致を見出さんと努めてきたインドネシアでのご経験は、様々なバックグランドや家庭の事情を抱えた子供たちを見守る現在の児童館でのお仕事にも豊かに生かされていることを知ることができました。子供たち一人ひとりの意思と尊厳を重んじつつ、細やかな配慮と忍耐をもって、地域社会の絆を紡いでおられる先生のお働きに心からの敬意を抱きました。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「悩みの日にわたしを呼べ」 教授 山﨑 ハコネ 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「Bhinneka Tunggal Ika 多様性の中の統一という考え方」 非常勤講師 大橋 美樹 先生

<参加学生の感想>
感想1) マルコによる福音書6章45~53節からは、イエスが弟子たちに言った、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」という言葉が私たちへのメッセージとも受け取れるという山﨑先生のお話を聞いて、深く考えさせられた。神はいつでも自分たちのそばにいる。だからいつでも頼っていいのだと言ってくれていることを心に留めておくだけで、私たちも心が軽くなり息もしやすくなるのではないかと思いました。また、だからこそ人に優しくできる、共に笑い合うことができるというお言葉を聞いて、心を打たれました。私は今までそのような考え方をしたことがなかったので、私も心を穏やかにしていられる時はそれを他人にも分け与えられるような生き方をしたいです。大橋先生のお話の中で子どもとの関わり方は1つに統一する必要はない、子どもが幸せになれる、成長できるのであればそれでいいというお言葉を聞いて素晴らしいと思いました。児童館とは本来そのような場所であるべきだと深く感じました。この世にいるすべての人がそのように考えられる人であってほしいと思います。
感想2) 人生の先輩方がどのように地域で活動しているのかということを聞くことが出来て良かったです。過去の学習したこと、体験したことは無駄にはならないのだということを確信したので、今を大切に1つ1つを大切にして学んでいこうと思いました。これからの人生が楽しみです。