チャペルのひびき

眼差しの力

敬和学園とゆかりの深い日本基督教団東中通教会牧師の片岡賢蔵先生が、10月17日のチャペル・アワーの説教をご担当くださいました。先生は、「見つめられる一瞬」との題のもと、ルカ福音書22章をテキストに温かなメッセージを届けてくださいました。そこには、主イエスの一番弟子ともいうべきペテロが、十字架に向かわんとする主につき従おうとしつつも、最後のところで、三度にわたり、主を裏切ってしまう出来事が記されています。その時に鳴いた鶏の声でペテロは、主が前もってそうなるだろうとおっしゃっておられたことを想い起こします。片岡先生は、その際、読み過ごしてしまいがちな「主は振り向いて、ペテロを見つめられた」との一言に焦点をあてられました。その眼差しは、非難の思いを込めたものはなく、むしろ赦しの愛で包むような温かなものであったことを教えてくださいました。またその眼差しこそが、後になって、ペテロの歩みを末永く支えるものとなったことも。この世界には、たくさんの視線が交錯し、私たちはその中に生きざるを得ません。中には私たちを硬直させ、委縮させるような眼差しも存在します。けれども、それとは反対に、私たちの弱さを知りつつも、励ましを与え続けてくれるような温かな眼差しも確かに存在するのです。聖書はそのことを伝えてくれる書物です。私たちもまたそのような温かな眼差しを世界に、また他者に届けるものとなりたく思います。引き続くアッセンブリ・アワーは、留学報告の時として持たれ、5名も学生たちが、学校法人アジア学院とフィリピンの大学にての学びの経験を分かち合ってくれました。新たな発見と出会い満ちたかけがえのないひと時であったことを知ることができ幸いでした。この経験を糧として、本学での学びがより一層豊かなものとなりますように。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「見つめられる一瞬」 日本基督教団東中通教会牧師 片岡賢蔵 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
留学報告会

<参加学生の感想>
感想1) 片岡先生も見つめる、見つめられる時間は3秒必要だと。確かにたった3秒という短い時間の中で人は恋に落ちることもあれば、希望の眼差し、絶望の眼差しなど、相手の感情を読み取れることがある。他者と通じ合う方法は決して言葉を交わすという方法だけではない。アイコンタクトで真摯に真剣に相手と向き合えば言葉を交わさずとも通じ合える。世の中には様々な理由で言葉を話せない人々もいますが、そういった人達とも真摯に向き合っていきたいと思いました。
感想2) 留学は私の憧れの1つです。経験は何事も力になります。知らない街で知らない国など0からのstartはとても怖いものだと思います。短い期間でも留学をすることが大切だと感じました。留学を経験した人は臨機応変に対応する力が身についたと言っていました。私も自分を成長させるために、海外へ行ってみたいです。映像を見たり、話を聞く中で海外の方が温かいことが分かり、とても素敵だなと感じました。
感想3)アッセンブリ・アワーでは、フィリピンの留学のお話を聞いて日本との文化の違いが大きくあるのだと知ることができました。食文化や現地の人々との交流を通じて日本との違いを認識し改めて自分自身の国について考えられるのではないかと思いました。また、アジア学院のお話では、発展途上国から人材を国内に受け入れて農業技術の指導を行っていることを始めて知り、国外に行って技術を教えるだけが支援ではないのだと参考になりました。交流という面では、英語で話すことで英語の勉強になり、共同作業を通じて外国人留学生の方々と仲良くなれるのは素晴らしいものだと思いました。