チャペルのひびき
珠玉の言葉と出会うことの幸い
先週のチャペル・アッセンブリ・アワー(CAH)は、後期の第1回目。チャペル・アワーにおいては、金山愛子先生(本学学長)が、新約聖書の「ヘブライ人への手紙」をテキストに、心に残るメッセージをお伝えくださいました。私たちがこの世にあって寄留者と言い表すヘブライ書に重ねる仕方で先生がご紹介くださったのは、前教皇フランシスが人生の最後に書き遺された感動的な手紙。その中で、教皇は、ご自身の生涯が数々の奇蹟に溢れた旅であったことを言い表しておられます。また、ご自身の人生も、そこにあって与えられたすべてのものも、自分のものと言えるものは何一つないこと。すべてはやがて脱ぎ捨てるべく与えられた衣のようなものであると。しかしながらこの認識に立つとき、私たちは、所有や所属の狭い意識より解き放たれ、悠久の歴史の中にあってのほんのわずかな一瞬を共にすべく、奇蹟的に出会うことのゆるされた隣人たちと共に、愛おしさをもって世界を抱きしめつつ、今なすべきことに謙虚に仕えてゆく人生の旅路をたどることができるのでしょう。心の内に末永く抱きしめるべき珠玉の言葉に出会うことができました。引き続くアッセンブリ・アワーは、前期エッセイコンテストの表彰式、受賞エッセイの朗読の時として持たれました。CAHにて語られた言葉により心の内に呼び起こされた思いや抱負を、見事なエッセイにまとめあげてくださった受賞者の皆さんを称えます。同時に、すべての応募者にも感謝いたします。真摯な思いをもって紡ぎだされた心打つ数々の言葉と出会うことができました。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「人生という旅のなかで」 学長 金山 愛子 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
前期エッセイ・コンテスト授賞式

<参加学生の感想>
感想1)チャペル・アワーの金山先生のお話では、昨年4月に天に召された教皇フランシスコが帰天の直前に書かれた手紙をひも解く内容だった。この手紙の中で、「誰かがしなければならないことなら、『私が先に』そう思って取り組んでください。」というフレーズがとても心に残った。加えて、「無理やりではなく、喜びの心で」という部分も同様である。私は、誰かが何かをしなければいけないとき、他の誰かが名乗り出るのを待っているだけであった。しかし、このフレーズに今日出会い、嫌々それを行ったとしても何も生まれず、目の前の人に自分自身の全ての心を注ぐことで初めて、人との繋がりや温もりが生まれるのだと分かった。「避けられないなら抱きしめてください」というフレーズもまた、これまでの価値観を大きく変え、様々なことに挑んでいこうと思った。
感想2)アッセンブリ・アワーでは、前期エッセイコンテストで受賞された方たちによる発表がありました。田村さんが「大学に通えることは当たり前ではない」と言っていました。正直、今朝も「大学に行きたくないな」と思いました。しかしこの言葉を聞いて学校に行きたいのに行けない人もいることを再度思い出し、学校で学べていることだけではなく、日常生活を何不自由なく送れることに感謝し、謙虚に生きていきたいと思いました。また、楊さんの原爆によって学んだことには強く共感しました。「戦争は憎しみ、偏見、誤解から生まれることは少なくない」とありましたが本当にその通りだと思います。だからこそ、相手を理解しようと努力する姿勢が大切なのだと思います。








