学長室だより

2005年7月1日号

このごろ大量の図書の寄贈がある。学長あてにも、或る方からの、やく60箱の図書が届いた。その後、北垣宗治・前学長から、同氏の教え子(故人)の父親より託された図書107箱が来た。心ある方々からの貴重な贈り物である。
小さな学園の小さな図書館としては、つねに収容スペースの限界を考えなくてはならない。そこで、図書館長と相談のうえで、次のような処理方法を決定した。
第一段階として、図書館事務室内に図書を展示して、本学の研究と教育に必要な書籍を教職員に厳選してもらう。第二段階として、教職員で個人的に必要とする書籍があれば、差し上げることにする。それでも居残った本は図書館外側の廊下に展示し、学生諸君に自由に活用してもらうことにする。最後は、学外に出すほかはない。一冊一冊の落ち着き先を思うことしきりである。(新井 明)