学長室だより
2006年2月10日号
この大学には歌声の響きがなかった。卒業式、また入学式には、キリスト教主義の学園らしく「ハレルヤ」くらいは歌って、卒業、入学を寿ぐくらいのことはすべきである、と思った。はじめは高校のコーラスのお助けを頂いた。3年目にはいり、新発田教会のピアニストであられる石川美佐子氏のタクトのおかげで、大学にも小コーラスが出来上がり、昨年末も病院、教会にキャロリングに出た。若者たちの歌声はいい。
ところが、昨秋のこと、キャンパス・ソングができたという話を耳にした。5期生の勝又圭介君の作詞・作曲「光さす路」。歌は現4年次生の長澤千亜里さん。
1月13日の本年度最後のチャペル・アッセンブリ・アワーの壇上で演奏してもらった。「光さす この路を 見つめる瞳には...。」「明けてゆく 日にむかい たたずむ この胸にこみあげる 想い 今 あなたに 微笑む」。敬和への想いは消えない。謝恩会にでも歌ったらいい。敬和に歌声が生まれた!(新井 明)