学長室だより
2007年4月27日号
「食を通じて新発田文化を体感」。敬和の新発田学研究センター開所記念講演会は、この総合タイトルで、3月21日に生涯学習センターでおこなわれた。小泉武夫氏を招聘して、「食の文化と地域の活性化」を聴き、その後「城下町しばたの食」と題してのパネル。市島圀子、佐瀬鉄栄、M.フランクの3氏が登場。小泉氏の日本全体を視野にいれた視点と、新発田とその周辺に絞ったパネリストの身近かな視点とが、みごとな対比を示して講演会全体に豊かなまとまりを与えてくれた。聴衆一同、楽しい時間を共有することができた。総合司会の神田より子、パネル・ディスカッションの司会役・松本ますみ両教授の歯切れのいい進行が光った。食の「体感」では、夕刻、志まやの雑煮がモノを言った。わたしはなりふりかまわず、お代わりをした。
今日、学んだことは大きかった。これからは、これまで以上に新発田に食い込み、それを教育・研究に、さらには町の活性化に役立てたい。(新井 明)