学長室だより

2004年12月10日号

12月第1週、とくにその週末はスケジュールが立て込んだ。3日(金)午前は韓国・富川老会・申栄植牧師の説教(「福音の祝福」)。午後は「新潟日韓エキュメニカル神学協議会」。夜は加藤常昭牧師の「対話する説教」。4日(土)は朝9時から高校・大学の合同研修会。加藤牧師の説教「祝福への教導」。基調講演「恵みの教育」。分団協議と全体会。昼食会・懇談会が13時15分まで。13時半からはオープン・カレッジに森洋子氏をお招きして、「西洋絵画史における子ども像」を。学長としてはこの時間も頭のところは出席して、講演者と聴衆にご挨拶。中座して、(宇田川事務局長と)加藤牧師を村杉温泉へご案内する。いちどキャンパスへ戻り、森先生のブリューゲル論。そのあと、また村杉温泉・環翠楼で加藤先生を囲み、会食。5日(日)は朝から夕刻まで、森先生のブリューゲルの世界に、ゆっくりと聞き入る。それが終わったところで、あるご婦人が近づいてこられて、「わたくしはあの大地震の被害をうけた長岡から参りました。今日の森先生のお話で、ほんと心がいやされました」と述べられた。彼女の言葉は、じつはこの三日間の、どの場面に居合わせた者の心にも、等しく残る謝意であったろう。(新井 明)