学長室だより

敬和学園大学Q&A 2

Q:「敬和学園大学」を英語では何と言うのですか。

A: 敬和学園大学は開学以来、英語では「敬和カレッジ」と表現されています。学内報は「敬和カレッジレポート」と呼ばれ、毎年発行される講演の小冊子は「敬和カレッジ・ブックレット」と名付けられています。
アメリカには大学院を持たない学生数千人前後の小規模のキリスト教系リベラルアーツ・カレッジが数多くあります。新島襄や内村鑑三が出たアーモスト大学もそのようなカレッジの1つです。北垣宗治初代学長は、25年前に敬和学園大学を開学した時に、このようなリベラルアーツ・カレッジをモデルにして、英語で“Keiwa College”と命名しました。
アメリカのリベラルアーツ・カレッジの源は、イギリスの中世からの大学に見られます。大学は中世の修道院から始まりましたが、オクスフォード大学やケンブリッジ大学は、中世の修道院の面影が残る30余りのカレッジ群で構成されています。また、学部や学科はカレッジとは別の組織として存在しています。学生生活の場であるカレッジは、中庭の回廊を巡って、チャペル・図書館・食堂・学生寮で成り立っています。学生寮では学部や学科の異なる学生が混在して住み、学生生活をしていく中で自然に視野が広まるような仕組みになっています。(山田 耕太)