学長室だより
ユニークな敬和教育
暖かくなり、自転車に乗る人が目につくようになりました。レンギョウの黄色い花が咲いています。県道3号聖籠・紫雲寺線はレンギョウ街道と呼ばれるほど家々のレンギョウが美しく咲いています。この道は縄文時代・弥生時代からの道です(3月3日付け「学長室だより」写真、参照)。
今年は学校法人敬和学園ならびに敬和学園高校創立50周年の年です。高校では8000人以上の卒業生を出し、それより23年遅れて開学した大学は4000人余りの卒業生を出しています。それぞれ、新潟県を中心にして日本各地や世界各地で卒業生が活躍しています。
法人創立50周年を記念して、敬和カレッジ・ブックレット第23号『ユニークな敬和教育』を出しました。本井康博同志社大学前教授の昨年の新入生歓迎公開学術講演「リベラルアーツ・カレッジで学ぶ」、下田尾治郎大学宗教部長の「私の考えるキリスト教主義教育」、辻元秀夫高校教諭の「敬和学園の教育理念」、私の「人間の教育としてのリベラルアーツ」が収められています。
今年は法人創立50周年の年であるばかりでなく、宗教改革500周年の年でもあります。今日はキリスト教の暦では、キリストが十字架につけられた「聖金曜日」「受難日」です。今年の新入生歓迎公開学術講演会は、日本新約学会会長の青野太潮西南学院大学名誉教授から「新約聖書における『十字架』の意味について」と題してご講演していただきます。「苦難を通して歓喜に至れ」(山田 耕太)