学長室だより

敬和学園大学の学長人物伝(3)

鈴木佳秀第三代学長は、1944年に熊本県に生まれました。1968年に国際基督教大学教養学部を卒業し、1972年に同大学院教育学研究科修士課程修了。1975年に東京教育大学大学院博士課程を終え、1982年にクレアモント大学院博士課程を修了して、新潟大学人文学部教授、同学部長、同大学院現代文化研究科長等を経て、2009年に定年退職して名誉教授となりました。

2009年から2015年まで6年間、本学第三代学長を務めました。第一に、新潟駅前の新潟大学ときめいとを会場にしたイブニングコースを開設しました。第二に、北垣宗治初代学長と同様に新発田ロータリークラブ会長を務めて地域社会に貢献しました。第三に、当時の事務局長と共に新発田市・石井組・本学の産官学連携による駅前再開発事業として、新しい図書館イクネスしばたとリンクしたミント館(民間棟)にペアユニットの新しいコンセプトの学生寮の(1階コンビニ:観光案内所、2階内科・小児科等の医療モール、3階男子寮、4階女子寮)開設に力を注ぎました。

主な著者:『申命記の文献学的研究』(日本基督教団出版局、1987年、1990年日本学士院賞受賞)『旧約聖書の女性たち』(日本基督教団出版局、1993年)『旧約聖書Ⅳ ヨシュア記・士師記』『旧約聖書Ⅹ 12小預言書』『旧約聖書Ⅲ 申命記』(翻訳、岩波書店、1998、1999、2001年)『ヘブライズム法思想史の源流』(創文社、2005年)『出エジプト記1-18章』『出エジプト記19-40章』(VTJ旧約聖書注解、日本基督教団出版局、2017、2018年)。(山田 耕太)

2019.9.6学長ブログ

第三代学長 鈴木佳秀