学長室だより

One Generation(1世代)

新学期を前にして大学のキャンパスは草木が刈り込まれてきれいに整えられました。中庭ではコスモスが咲いています。西の調整池では赤トンボが多く飛び交っています。

先週9月30日には前期卒業式式辞、10月1日には後期入学式式辞、3日には大学創立30周年記念式典式辞を述べました。西原廉太キリスト教学校教育同盟理事長の創立30周年記念講演では、私学の独自性とキリスト教学校が元来もつグローバル性の認識を深める機会となりました。

2020.10.9学長ブログ

創立30周年記念講演会では、西原廉太先生にご講演いただきました

 

本学が1991年に開学してから30年を経過し、すでに4,424人の卒業生を社会に送り出しました。この間に国際文化と英語文化コミュニケーションの2学科の教育課程から、共生社会を加えた3学科9コース・7ディプロマプログラムならびに英語・社会・地理歴史・公民の教職課程と社会福祉士国家試験受験資格課程の教育課程という小さな総合大学に育ってきました。ここまで至りましたのも各界の多くの皆さまのご支援のおかげです。

英語では「30年間」のことを “one generation” (すなわち「一世代」)と言います。本学は開学して “one generation” が経過しました。次の成人期の「30年間」に向かって「AI時代のリベラルアーツ教育」を掲げ、また地域社会の「社会的共通資本」(宇沢弘文)であることを自覚して、力強く歩み出してまいります。「神を敬い、人に仕える」奉仕の精神に溢れ「地域」と「世界」につながる次の「世代」を担う学生たちを育ててまいります。(山田 耕太)