学長室だより

新潟県も梅雨に入りました

遠くの大日岳と飯豊山の上に巨大な真っ白な入道雲が立ち上がるようになりました。先週18日金曜から新潟県も遅ればせながら梅雨に入ると大日岳と飯豊山のあたり一面は黒や灰色の雨雲に覆われました。大学のオレンジホール(食堂)脇ではガクアジサイの青い花が美しく輝いています。

先週16日に今年3月に退職された桑原ヒサ子先生に名誉教授の授与式をしました。桑原先生は開学以来30年間にわたってドイツ語とドイツ語文化圏研究などを教え、20年間教授職を務めてこられました。大学運営では各種委員の他、国際文化学科長、教務部長、学長補佐の要職を担っていただきました。学外の各種委員も務め、新発田市教育委員も務めていただいております。ご貢献を心から感謝します。

長年にわたりご尽力くださった桑原ヒサ子先生に名誉教授号を授与しました

 

18日金曜のチャペル・アッセンブリ・アワーで、田中利光先生が「あなたは大切な存在です」と題して一人ひとりがかけがえのない存在であることを解き明かしてくださいました。また今年3月に退職した田邊昌邦前職員が「時と時間を大切に」と題して大学設立準備室職員として33年前に採用された苦労話や同志社大学総長にもなり得た北垣宗治初代学長が本学に赴任した動機などを証してくださいました。

本学は4年程前から卒業生の子弟が入学していることにも見られるように「1世代(one generation)」すなわち30年を経て新しい次の「世代」に入ってきています。大学創設以来の大切な精神を受け継いでいくと同時に、新しい時代に対応した教育刷新を心掛けていきたいと思います。(山田 耕太)