キャンパス日誌

敬和学園での学びと東日本大震災-坂爪直樹さん(1995年度卒業)

坂爪直樹さん(国際文化学科1995年度卒業)

第2期卒業生、「ふれあいバラエティ」初代実行委員

卒業後、海外各地を回った後、新潟市にて中古車整備工場を起業。学生時代より培ったボランティア精神とノウハウを活かし、2011年の東日本大震災でも、個人的なネットワークを通じて、現地への支援を行った。

人のつながりを大事にすること
誰とでも壁を作らず接すること

敬和学園大学を卒業してから、イスラエルのキブツという共同体でボランティア活動をしたり、世界中を放浪したりして、28歳のときに今の仕事をはじめました。独立当初はお金もなくてやっぱり大変でしたけど、僕はまわりの人たちに恵まれているんですよ。敬和学園高校や大学の友達や後輩もそうですし、困ったときに助けてくれる人がいるんですよね。
大学生活で一番学んだのは人との付き合い方かなと思います。勉強の方は…卒論のテーマが「日本におけるリサイクル」だったことくらいしか覚えてないですけどね(笑)。福祉施設の利用者と学生が交流する「ふれあいバラエティ」の今のスタイルを築いたのは、実は僕らのときなんです。僕もステージで歌っていました。「大きな古時計」をフルでカバーしたのは平井堅より僕の方が先なんですよ(笑)。そういった活動を通して、どんな人とでも壁を作らずに接することができるようになりましたね。
東日本大震災のとき、大学の後輩と一緒に石巻の避難所まで物資を届けに行ったんですけど、全国の仲間のネットワークを通してその支援の規模がだんだん大きくなっていって…。やっぱり人とのつながりを大切にするって、何より大事なことだと思います。