キャンパス日誌
【卒業生リレーエッセイ31】~大学教員として活躍する荒木陽子さん~
研究の楽しさを教えてくれた恩師
1999年3月に人文学部英語英米文学科を卒業した荒木陽子です。現在は江別市にある北海道情報大学医療情報学部で講師を務めています。大学では英語を中心に教えていますが、約20人の学生の担任を務める傍らで、専門である北米英語圏の文化と文学の研究も続けています。また、前年度から集中講義ではありますが、非常勤講師として敬和学園大学に出講させていただいております。母校の教壇に立つことは何よりの喜びです。
学生時代は、現在敬和学園大学名誉教授の松崎洋子先生のゼミで指導を受けました。私はといえば、音楽ばかり聞いていて、勉強をしたことのない学生でしたが、先生の寛大なご指導のもとで、関心のあった北米の若者文化について卒業論文を書かせていただきました。松崎先生が私の興味・関心を優先し、型破りな研究を許し、研究の楽しさを教えてくださったことが、現在の職業選択に影響を与えていることはほぼ間違いなく、感謝は尽きません。
また、当時はあまり興味がなかったもののなんとなく履修していた教職課程も、今となっては大学時代に学んでおいてよかったと思うことのひとつです。特に英語の授業とは別に、大人数の学生を動かしたり、生活指導を行ったりというスキルは、一般的な社会生活でもとても役立つものですので、後輩の皆さんにも身につけることをお勧めします。
一昨年母親になり、職場では初めての育児休業取得者となりました。今年の2月に職場に復帰したのですが、いきなり待機児童の問題にぶつかりました。幸い4月から娘は保育園に入ることができましたが、多くの同窓生の皆さんはこうした生活上の問題をすでに乗り越えてきたことと思います。私たちは新潟を含めていろいろなところに出没します。どこかで見かけることがありましたら、ぜひ声をかけていただければ幸いです。(1998年度卒業 荒木陽子さん)