キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ33】~福祉施設「陽だまり苑」の職員として活躍する須貝英幸さん~

自分を変えてくれた出会いと経験

須貝英幸

2011年度卒業 須貝英幸さん


私は今、複合型福祉施設である「パルcomfy 陽だまり苑」に勤務し、入所されている利用者の方々に対する日常生活上の介護を主な仕事としています。利用者の方々とご家族が安心して幸せに生活していただくために、1人ひとりに合った支援のあり方を学ぶ毎日です。
私は陽だまり苑に就職することができ感謝しています。人見知りで人と話すことが苦手な私に対して、先輩・上司は常に前向きになれるように背中を押してくださり、失敗して落ち込んでいる時には励ましてくださいます。叱咤激励されることで私自身が成長することができ、この職場に愛情を感じています。
日々仕事をする中で感じることは、利用者の方との信頼関係を築いていくことは簡単なことではないということです。まずはその方の名前を呼び、これからお世話をさせていただくということを伝え理解していただく。誠実な対応を続けることで私という人間を知ってもらうことが、利用者の方々に安心して生活をしていただく上で大切なことだと思います。

須貝英幸

大好きな職場の仲間に囲まれて(中央が須貝さん)


大学に入学したころの私は、人との付き合いが得意ではありませんでした。そんな私を変えてくれたのは、まちカフェ・りんくでの活動でした。自分たちが運営するカフェにいらっしゃる地域の方と関わる中で、少しずつ自分からも声をかけられるようになりました。介護に関する知識や技術を学ぶことも大切でしたが、人と接する仕事を行うために必要な経験ができました。現在の職場でも、先輩や上司の方が、私が利用者の方とのコミュニケーションを取るきっかけを与えてくださいます。このように、まわりの多くの方からの支えのおかげで、人見知りの性格を変えることができたと感じています。多くの人に助けていただいた経験をもとに、これからも、自分が成長できる場である陽だまり苑で、仕事に臨んでいきたいと思います。(2011年度卒業 須貝英幸さん)