キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ34】~神社で働く若月華子さん~

大学での学びとつながっている今

若月華子

2012年度卒業 若月華子さん


私は現在、神社で日々ご奉仕させていただいています。日本の文化や雰囲気などは惹かれるものが多く、興味を持っていましたが、直接関わる職につけるとは思ってもいなかったので、貴重な経験をさせていただいていると感じています。敬和学園大学在学中は、ゼミで日本文化や芸能を学んでいたのですが、いまさらながらもう少ししっかり学んでおけばよかったと思うこともあります。フィールドワークはただひたすらに大変だと感じていましたが、改めて思い返してみると、現在の内側からの視点に気づくきっかけで、とても楽しかったなと思います。
神社では春季大祭、みたま祭、秋季大祭、お正月などの年間の大きな行事から月次祭、ご祈祷など日々さまざまな祭典や行事が執り行われています。そんな中、興味を引かれることは普段「宗教ってよくわからない」「私は無宗教です」などと言ってしまう人が、お宮参りや厄除けなどで神社に訪れることです。特に2年参りや初詣に日本中で何千万という人が一斉に神社にお参りに訪れることは、当たり前のことであると感じると同時に不思議にも感じます。神社に訪れること、祈ること、見えないものを意識するかなど、どのように捉え認識しているか、迎える側に立っているからこそ気づき見えてくることも多く興味深いです。

若月華子

神前式で奉仕をする若月さん


また、神社で執り行う祭典・行事の中に神前式があります。親族やご友人に祝福されながら、人生の新しいスタートを切るお2人のお手伝いをさせていただくことは、毎度緊張もありますが一組一組のために一生懸命ご奉仕させていただいています。そして、私の知っている人がこの神社で式を挙げるかもしれないとは思ってはいましたが、まさか2週続けてその機会が訪れ、またどちらの式もご奉仕させていただけるとは思っていませんでした。お2人共、ご結婚おめでとうございます!(2012年度卒業 若月華子さん)