キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ35】~高等学校教員として活躍する笹川孝志さん~

協調性を学んだ母校の教育に感謝

笹川孝志

1999年度卒業 笹川孝志さん


私は、大学卒業後2003年に高等学校教員として採用されました。現在、英語の教員として、日本有数の豪雪地である津南町にある、新潟県立津南中等教育学校に勤務しています。中等教育学校では、中学1年生から高校3年生までが同じ学び舎で生活をしています。その中で、中学2年生の担任として、非常に多感な時代を過ごす生徒たちと共に、こちらも日々学ばせられながら充実した毎日を過ごしています。
勤務校は、今年で創立10周年を迎えた、公立の中高一貫校です。私は開校4年目から勤務していますが、赴任当初はまだ全学年が揃っておらず、年々生徒の数やそれに合わせて職員の数も増えていき、学校としてどんどん大きくなっていく姿を目にしてきました。私が、学生時代の敬和学園大学も、まだ敷地内に体育館がなく、大学のバスや自家用車を使って市内の体育館へ移動して体育の授業を受けました。また、図書館や演習室などが増築された時代でもあり、大学が施設面でも整っていく時代でした。今年、勤務校の部活動の練習場所として大学の懐かしい体育館をお借りする機会がありました。大変お世話になりました。
昨年度まで、敬和学園大学の同窓生が私を含めて3人、津南中等教育学校に勤務していました。これはなかなか珍しいことだと思います。敬和学園大学の教職課程の授業では、合宿や教育実習事前・事後指導など協調性が求められる場面が多々ありましたが、その経験もあって「抜群のチームワーク」で校務にあたれたことは幸せなことでした。 

笹川孝志

津南中等教育学校の教壇に立つ笹川先生


学生時代から教職を志し、新潟県内で教職課程を履修できる大学ということで敬和学園大学の門をたたき、入学させていただきました。在学中、厳しくも暖かくご指導していていただきました先生方、ありがとうございました。敬和学園大学のご発展を心から願い、感謝の言葉とさせていただきます。(1999年度卒業 笹川孝志さん)