キャンパス日誌

【卒業生リレーエッセイ45】~冠婚葬祭「アークベル」の社員として活躍する滝沢亮さん~

多種多様な価値観を受け入れる心

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2011年度卒業 滝沢亮さん


学生の時は、KIVという国際ボランティアサークルに所属していました。KIVとはHabitat for HumanityというNPO団体に賛同し、世界中の支援を必要とする人々と共に住居の改築や建築を行うサークルです。ボランティアに興味があり、また英語が好きで海外にも興味があったので精力的に活動しました。また、東日本大震災復興支援ボランティアや、小・中学生を対象に世界の諸問題を伝える「国際交流インストラクター」に参加しました。
こういった活動の中で、本当に多くの方と学年や年齢問わず交流を持つことができ、さまざまな価値観や考え方に触れることができました。日本に住む私たちから見たら決して満足な住居に住むことができないタイの子供たちが元気に遊び回る姿、ご自分の辛い体験を語り津波の恐ろしさを私たちに勇気を持ってお話くださる姿、世界中で起きている貧困や飢餓について真剣に学ぼうとする子供たちの姿、これらは教室にいるだけでは絶対に目にできないもので、私の価値観の形成に大きく影響を与えてくれました。

滝沢亮2

多様な価値観を受け入れ、お客さまとよい時間を共有


今、私は冠婚葬祭のアークベルに就職し、入社以来葬祭業に従事しています。そこでもさまざまなお客さまと接しています。地域性やそれぞれの考え方が合わさり、同じ葬儀の形は二つとありませんが、大切な方を亡くされ悔いのない見送りをしたいというご家族の思いは共通だと私は思っています。今まで前例がない、自分自身が考えたこともない考え方をするお客さまとお会いしても、それを一度受け入れ、何が最良なのかを一緒に考えることを大切にしています。そう思えるのも、大学時代、多種多様な価値観や考え方に触れることができたからだと思います。これからもご遺族や亡くなられた方にとってよいお時間を過ごしていただけるよう提案力を磨いていきたいです。(2011年度卒業 滝沢亮さん)