キャンパス日誌

【卒業生リレー・エッセイ49】~高等学校教員として活躍する野口美紀さん~

生徒と向き合い成長した教員生活

大学卒業後、東京都採用で高校の英語教員を7年間しました。結婚を機に、2年間の予定で休業をいただき、夫のいるドイツに来て大学院で学んでいます。
教員生活7年間は波瀾万丈なものでした。1校目はいわゆる教育困難校であり、副担任となったクラスにはじめて行くと、教室には半分ほどしか生徒がいませんでした。はじめは、生徒から授業の指示を聞いてもらえず、授業崩壊してしまいました。悩みながら進む日々の中で、先輩に相談してようやく切り替えができ、まずは授業が成り立つように生活指導に力を入れるようにしました。2年目からは担任となり、厳しいと反抗されることもありましたが、生徒たちは、授業を聞く、掃除をする、ありがとうやごめんなさいが言える、そういう当たり前のことができる人に成長していきました。生徒と一緒に泣いたり笑ったり、全力で生徒と向き合うことで生活指導の基礎をつくることができたと思います。
そして2校目は島嶼地区に異動となりました。島特有の学校事情、そして国際科のため英語の授業が7種類あり、夜中まで授業の準備をする毎日でした。2年目からは英語科主任を任され、自分がやりたいこともできるようになりました。地域のスピーチコンテストでは生徒を優勝に導くことができました。最後の1年はようやく自分らしく仕事をすることができ、生徒と物事の考え方や姿勢などを話せたことがよかったです。
私がこうして教員として働けたのは、敬和学園大学の先生や事務の方のおかげであり本当に感謝しています。大学受験に失敗し、ようやく入学した大学すら辞めてしまった私でしたが、敬和に編入して人の温かさに救われ、もう一度前を向き、学ぶことの楽しさ、学び続ける姿勢を教えてもらいました。落ち着いた時には、また母校にごあいさつに伺います。(2013年度卒業 野口美紀さん)

島嶼地区の高校での卒業式(左から2人目が野口さん)

島嶼地区の高校での卒業式(左から2人目が野口さん)