チャペルのひびき

寄留の他国人を大切にすること[2016-06-17]

旧約聖書の預言者エレミヤの言葉に耳を傾けました。神に選ばれた特別の民であるとの思い上がりを抱くユダ(イスラエル)の民に対して、神を愛すると同時に、隣人たち、とりわけ孤児や寡婦、寄留の他国人といった弱き者たちの権利を守り、その命に対する責任を負っていくことこそが、神の民の為すべき務めであることをエレミヤは語るのでした。戦禍や圧政により難民となって他国に身を寄せなければならない人々の権利が守られることなく、かえってそれらの人々が虐げられている現代にあって、エレミヤの言葉の重さを噛みしめる必要があるでしょう。また、寄留の他国人を自国民と同じように大切にしていくことの中にこそ、その国の本当の品位と品格とが表れるということも、覚えたいと思います。アッセンブリ・アワーにおいては、JCLPのプログラムにより、本学に2週間、短期留学生として過ごされたハワード大学の学生たちが、敬和での滞在について発表してくださいました。ほんの短い間であったにもかかわらず、よき出会いが与えられ、深き絆が育まれたことを知ることができ幸いでした。このプログラムを支えてくださった学生たち、スタッフの方々に、心からの感謝をささげます。(下田尾 治郎)

Ⅰ.チャペル・アワー 
説教 「正義と恵みの業」 宗教部長 下田尾治郎 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「JCLP参加留学生によるスピーチ」
20160617チャペル・アッセンブリ・アワー1

20160617チャペル・アッセンブリ・アワー2

<参加学生の感想>
感想1)エレミヤは私の知っている他の預言者と少し違っていて面白いなぁと思いました。この時代の預言者たちがユダ王国の国民たちというかヘブライ人のおごりをどんな風に指摘していたのかとキリスト教学で思っていたが、ひねった言い方かと思ったら結構ストレートに提示していてびっくりです。バビロン捕囚のときエレミヤは生きていたのだろうか。なぜ当時のユダ王国の人々は、エレミヤの言葉を無視し続けられたのか。ここまではっきり言っていたらエレミヤの言葉に耳を傾ける人も多そうなのになぁと思うのですが、神殿というのはそこまで当時の人々の中では絶対的なものだったのでしょうか。そういう点もキリスト教学で習えるかなぁと期待しています。エレミヤなどの預言者たちの教えがあるから、キリスト教が深く根付いているヨーロッパなどでは、外国人にも優しいのかなと思いました。
感想2) たとえ外国人であっても、母国人と同じように扱うこと、もてなすこと、その心遣いが、その国の精神的な豊かさのバロメーターになるのではないか、という先生のお話を聞きました。そこで本当に豊かな施しは、見返りを求めない親切ではないかなと思いました。英国で「お金のことは心配しなくていい」と、娘さんへ治療をしてくださった医師の方は、精神的に非常に豊かな人だと思い感動しました。
感想3) JCLPの学生と交流する機会ができてとてもよかったです。自分の住んでいる日本に来たい理由など普段聞くことができないそれぞれの思いや考えを知ることができ非常に新鮮でした。日本のアニメやマンガ・文化がほめられ、うれしい気持ちになりました。異文化交流は新しい発見や自分が成長する上でとても大切だと感じました。今後もこのような機会があれば積極的に関わっていきたいと思いました。
感想4) 外国の大学生の方々のお話を聞いて、英語でのスピーチだったので聞きとれないところが多かったけれど、少し聞きとれたところもあってうれしかったです。大学でどうだったかやどんな目的で日本語を勉強しているかなどを聞いて、どの方もしっかり目標をもって勉強していて、すごいなと思いました。自分はまだ英語をがんばりたいという目標だけだけれど、今もっている目標に向かってがんばりたいと思いました。

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