チャペルのひびき
学生週間
今年度から、「学生週間」を設け、チャペル・アワーにおいても、前期、後期に一人ずつ、学生にメッセージを担当していただくことになりました。英語文化コミュニケーション学科の2年生、北愛美さんが、幼少期より外国で過ごされてきた経験、また大事な方々との別れに触れながら、普段、当たり前のことと思っている多くのことが(出会い、友人と共に生きる時間、そして命でさえも)、実は、そうではなく、神さまへの感謝をもって受け止めるべきものであることを、お話しくださいました。エイキ・ミナコ先生や佐藤渉先生が先にお話しくださったこととも重なる、心を打つメッセージでした。アッセンブリ・アワーにおいては、3人の留学生、金妍優さん(韓国)、王影さん(中国)、チャン ティ フォンさん(ベトナム)が、日本での経験や敬和学園大学での学びを、それぞれ、どのように受け止めてきたかを語ってくださいました。それまで抱いていたイメージや想定や偏見が覆されていくような直接的異文化体験のもつ意義について、また、何よりも、民族や国籍等が異なったとしても、人と人は違いを超えて絆を結びうるということを教えられた貴重な時間でした。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「感謝」 英語文化コミュニケーション学科2年 北愛実さん
Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「本学学生によるスピーチ」
国際文化学科4年 金妍優さん
国際文化学科3年 王影さん
英語文化コミュニケーション学科2年 TRAN Thi Huongさん
<参加学生の感想>
感想1) 北さんの話を聞いて、1番普通なことが1番大切だなぁと思いました。とても身近な2人を亡くされて、考えることも多かったと思います。人はいつか死ぬと分かっていても、それがいつか分かる人はいないし、自分、そして友達を大切にして、毎日に感謝をしたいと思いました。
感想2) 北さんの話はとても感動しました。小さなころからいろいろ経験した分、考え方もとても大人で、聞いていてとても楽しかったです。大切な人がいつ亡くなるかは分からないと改めて感じました。今、会える時を大切にしたいです。
感想3) チャペル・アワーのお話とてもいい話でした。当たり前がとても大切だと改めて知り、自分に当てはまることも、誰にでも言えることもいくつかありました。もっと当たり前を当たり前のままにせず感謝しないとなと思いました。アッセンブリ・アワーでは、留学生の方たちのスピーチでした。JCLPの学生さんたちに続き、日本以外の方たちのお話を聞きました。なかなか外国の方の話を聞くこともないので貴重でした。日本語も上手で聞き取りやすかったです。
感想4) 留学生の話はとても面白かったです。同じアジアの国でも、考え方や文化も全然違う中、日本に来てくれて、日本のいいところを見つけてくれてとてもうれしく思います。みんな日本語がとても上手ですごいなと思いました。私も英語と中国語をがんばって自分の思いを伝えられるようになりたいです。他国出身ということで私たちとは違う視点で日本を見ていて、別の視点からの日本を知れてよかったです。
感想5) 日本に住んでいると日本人の特性は分からなかったりするが、他国の視点から見るといろいろ見えてくるんだと思いました。日本人がするあいまいな話は、よく言えば奥深いのは知られているが、その裏には相手への思いやりがあるんだと知ることができました。偏見や勝手なイメージでなく、自分で経験することが大切なのでがんばっていこうと思いました。