チャペルのひびき
一人ひとりを等しく慈しまれる神さまの愛
チャペル・アワーでは、木林理恵先生(敬和学園大学契約講師)が、主イエスの語られた「ぶどう園の主人」のたとえ話を、お連れ合いの制作されたすてきな紙芝居を用いながら、分かりやすくお話しくださいました。そのたとえ話の中で、ぶどう園の主人(神さま)は、夕べに集めた働き手の人たちにも、朝から働いていた人々と同じ賃金を支払ったことが語られますが、木林先生は、自分がこのたとえの中のどの立場に立つかによって、全く異なる話として聞こえてくることを教えてくださいました。夕方から働いた人とは、さまざまな事情により、不利な(不遇な)状況の中に置かれていた人々かもしれない。そのような人々に対しても、大きな恵みを等しく与えてくださる神さまの愛に目を留める時、世間の公平性の尺度とは異なる視点と想像力を持って、世界を、また困窮の中にある隣人に目を向けることができることを木林先生は伝えてくださったように思います。アッセンブリ・アワーは、敬和学園大学で学ぶネパールと中国の留学生たちが、それぞれの国、またおのおののふるさとについて、紹介してくださる時として守られました。大きな夢と希望を持って本学で学ばれている留学生について知る機会を与えられたことを幸いに思います。それぞれに異なるバックグラウンドを持つこれら留学生たちを本学に招いてくださった神さまの愛を覚えると同時に、その愛に応えてゆく責任を感じます。留学生たちの学びが祝されますように、また、日本人の学生たちとの交流の機会が与えられ、将来に向けての平和の礎となるような友情が育まれることを願ってやみません。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「かみさまってどんなかた?」 契約講師 木林理恵 先生
Ⅱ.アッセンブリ・アワー
「私のふるさと」 ネパール・中国人留学生の皆さん
<参加学生の感想>
感想1) チャペル・アワーでは、「ぶどう園の主人」のたとえ話を改めて理解することができました。紙芝居で描かれていた、誰にも雇われず広場に立っていた人の視点は、一日中働いていた労働者の視点よりも、主人の行動が、皆に平等である神のことを表しているのだとすぐに気がつけるものであると思いました。アッセンブリ・アワーでは、ネパールと中国から来た留学生の皆さんの発表を聞いて、日本とのさまざまな違いを知ることができました。風景や食べ物、服装などを写真で見て、文化の違いを学び、ネパールと中国それぞれの魅力を感じました。
感想2) アッセンブリ・アワーでは、ネパールと中国について知ることができました。現地で暮らしていた留学生の方々から話を聞くことができてとても貴重な経験でした。特に実際の食事の写真が多くとても面白かったです。ネパール料理はワンプレートの料理が多い印象を受けました。この特徴は隣国であるインドの料理とかなり似ていると感じました。また、主食に米や麺が多い印象を受けましたが、この点はナンを食べるインドとは違う独自性を感じて面白かったです。ネパールと中国の景観の違いも面白かったです。ネパールは建物に鮮やかな赤や黄色が使われていて、日本にはない景色で新鮮でした。衣服も鮮やかできれいでした。中国の建物は、日本に影響を与えているだけあり日本に近い雰囲気を感じました。