チャペルのひびき
最後に勝つこと
先週のアッセンブリアワーでは、大竹孔三先生(Sounding Joy Japan代表)を通して、ご専門にしておられる音楽療法について知る機会を与えられました。補助金を得られて音楽療法の本場であるイギリスのロンドンに研修視察をなさった時のことなどに触れられながら、音楽療法の意義と役割についてわかりやすく教えてくださいました。音楽療法には、病気や障害をもっておられる人々の治癒や機能維持(改善)のためになされる医療モデルの他に、地域社会の人々に喜びや希望を与えるとともに、それらの人々を結びつけてゆく目的をもった社会モデルがあるとのことです。イギリスに赴かれた目的は、この社会モデルについて視察するためであり、先生は、そこで深められた知見を用いながら、新発田市をはじめとする地域社会において、さまざまな活動に取り組んでおられます。先生によると、社会モデルの目的の一つは、幸福度の低い方々の幸福度を上げることにあるとのこと。しかし、プログラムに参加する方々の多くは、幸福度が高い方であり、そうでない方々へのアウトリーチがこれからの課題であるとおっしゃっておられました。最後に、ご持参くださった楽器を用いて、音楽療法の実際を、私たちと楽しく共有してくださいました。これに先立つチャペルでは、強烈な個性を持つ恩師が学内礼拝において語られた「最後に勝つこと」との言葉の意味の深みが、そのご生涯の歩みを通して、また受け取る者の人生の経験の深まりと共に、少しずつ、開示されていったことについてお話しさせていただきました。「最後に勝つこと」とは、人との比較においてのことでは決してない。それは、一人ひとりに神さまにより与えられた人生を、唯一無二のものとして育みつつ、終わりまで歩みぬいてゆくこと。キリスト教教育において伝えられるべき大切なことの一つとして受け止めていただけたらと思います。(下田尾 治郎)
Ⅰ.チャペル・アワー
説教 「最後に勝つこと」 宗教部長 下田尾 治郎 先生

Ⅱ.アッセンブリ・アワー
講話 「音楽のチカラで取り組む共生社会」 Sounding Joy JAPAN代表 大竹孔三 先生

<参加学生の感想>
感想1) 今日のチャペル・アワーを聞いて、一人ひとりに与えられた命、一回限りの人生を無駄にしてはいけないと改めて思いました。自分の人生を他の人と比較し、勝ち負けで競い合いつつある世の中にのみ込まれないように自分の人生を貫いていこうと思います。そして、人と比べる前に自分と向き合う、自分の人生を受け止め直すことが大切だと知りました。“ユニーク”を“唯一無二”と捉えて、人生を考えていくことが必要だと感じました。人との競争ではないとありますが、人生は周りの人々の支え、社会がなくては成り立たないとも言います。そのため、人々と関わっていく中で、競い合うのではなく、尊敬し、感謝するということをしたいと思いました。ひとりの人生を支えることができたら、その人生は無駄ではないという言葉がとてもすてきだと思いました。そこで私も、ひとりで誰かの人生を支えることができる、救う・助けることができるような人になり、最後まで走りぬき、よい人生だったと思えるように過ごしていこうと思いました。
感想2) 音楽療法とは音楽の力を使って機能改善などをすることだということを知った。言葉なしで音楽は伝えられるものがあったり、障害を抱えた人などの療法でもあり、すてきなものだと感じた。うまい、へたじゃなくて音楽を通していろいろな人がつながれるし、みんなが唯一無二の存在で公平な関係で、いろいろな側面から楽しめることが音楽療法の魅力だと思った。自由だったり、ゴールがないところが強制的に参加させてる感じじゃなくて、自分の意志で楽しんだり参加していくところが、尊重されていると感じれていいなと思った。







