学長室だより

2008年6月6日号

敬和学園大学を支える会のなかにオレンジ会というものがある。そもそも敬和は新発田市と聖籠町の両自治体が招聘して生まれた学園である。その双方の行政と企業体数十社がこの会を構成する。その総会が5月30日に開かれ、昨年度、今年度の活動報告、会計報告等があった。渡辺幸二郎会長の報告を聞きながら、敬和は過去1年、たしかに、こういう歩み方をしてきたな、と実感した。敬和の活動の渦中にある身でありながら、客観的な報告を受けると、かえって新鮮な印象をうける。そしてその活動を側面から支援してくださるオレンジ会への感謝の思いがつのる。
敬和の歩みゆく先も平坦ではない。しかし学園内部では、阿賀北への思いはますます熱く、敬和をあらしめたこの地域への関心と感謝の念は深まる一方である。具体的にいくつかの動きが生じている。この阿賀北で生きぬくぞという思いが、比較的若手の教職員のなかで湧き上がってきたことは、特筆に価する。(新井 明)