学長室だより
新入生オリエンテーションが開催されました
先週の火曜・水曜の嵐のような天気で、満開のソメイヨシノは花吹雪となって散りましたが、八重桜が咲き始めました。ユキヤナギやドウダンツツジの小さな白い花が満開です。
先週の木曜・金曜は月岡温泉で新入生オリエンテーションが開催されました。新入生に秋季入学生や中国からの特別聴講生も加えて、180人ほどの学生が一泊二日のオリエンテーションに参加しました。教職員も30人ほど参加しました。
「オリエンテーション」とは、「方向づける」という意味ですが、祭壇が東向きに建てられたヨーロッパ中世の教会建築を指す建築用語に由来します。「東方(オリエント)からの光」であるキリストは「義の太陽」(マラキ書3章20節)と同一視され、中世の教会は太陽が昇る東を向いて建てられていました。人々は毎週の礼拝を通して生活を「方向づけ」てきたのです。
大学のオリエンテーションには二つの目的があります。一つはこれから始まる学生生活の方向付けをすることです。もう一つはさまざまな違った環境から来た新入生同士が寝食を共にしながら親しくなり、友人となっていくことです。私はその中で「敬和学園物語」と題したスライドを通して、敬和学園の成り立ちと教育方針についてプレゼンをしました。人生で最も大切な「方向づけ」をする学生時代に、悔いのない有意義な学びをすることを願っています。(山田 耕太)