学長室だより

遠隔授業の準備が整ってきました

庭先ではスミレの花が咲いています。街中ではツバメが低く飛び交い始めました。キャンパスではシダレ桜も八重桜も満開です。学生は緊急事態宣言が出ている5月6日まで自宅待機をしていますので、大学の桜を見る機会もなく、この春が静かに過ぎていこうとしています。

2020.5.1学長ブログ

キャンパスの八重桜が満開を迎えています

 

4月16日に緊急事態宣言が全国に拡大され、教員は1週間で遠隔授業の準備をして、5月7日からの授業を遠隔授業で始めるか、対面授業で始めるかを決め、非常勤講師も含めて全教員で300以上の科目を色分けしました。その結果、約8割が遠隔授業で始めることになりました。

学生は遠隔授業と対面授業の2色に塗り分けられた時間割を見て、仮履修登録をすることにしました。また、その間にネット環境が整っていない学生への対策や学生の手助けをしたり、教員同士が新しい情報技術を教えあったり手助けしたりして、遠隔授業の準備を整えてきました。

しかし、まったく未経験の領域ですので、遠隔授業を始めてみないとまだ分からないことがあります。このような経験を通して、今大学は全く新しい時代を迎えていることを肌で感じています。ポスト・コロナ時代の大学教育は、もちろん対面授業が基本ですが、確実に情報コミュニケーション技術(ICT)を駆使した教育に変貌していくことでしょう。(山田 耕太)