学長室だより

夏本番となりました

大日岳や飯豊山系の上に入道雲が立ち上がるようになりました。梅雨が明けると大学の桜の木でミーン、ミーンとアブラゼミが鳴き出しました。

6月11日と7月2日に新潟市北区で開催された木崎村小作争議100周年事業「生活の向上を求めた小作農民と地主眞嶋桂次郎展」講演会に行きました。毎回100人前後の聴衆に地元の関心の高さを知りました。第2回講師の大串潤児信州大学教授の「人間らしさ」を巡る女性や子どもの視点からの議論は、斬新で興味深いものでした。帰りに久しぶりに木崎村小作争議記念碑を訪れ、150m先の農民学校跡地を仰ぎ見ました。

3日日曜午後には、新潟県警のサイバーボランティア委嘱式に出席しました。本学の学生14人と新潟コンピュータ専門学校の学生が県警から委嘱されました。ウクライナでの戦争は現実での戦争と同時に、報道されることが少ないサイバー空間での戦争が進行している世界初の戦争です。これに象徴されるようにリアル空間ばかりでなく、サイバー空間での安全・安心が極めて重要な新しい時代に入りました。敬和学園大学はボランティアする大学として知られてきましたが、一戸先生のご尽力で10年前に新潟県警が始めたサイバーボランティア活動に最初から加わっています。今回はサイバーボランティアで先進的な取り組みを参考にするために東京・警視庁から担当者が視察に来られました。新潟県警のサイバー関係部署に本学の卒業生が就いていることも心強いです。(山田 耕太)

新潟県警のサイバーボランティア委嘱式に出席しました

新潟県警のサイバーボランティア委嘱式に出席しました