学長室だより

奇(くす)しい導き

立春を過ぎて、1月下旬の大雪がまだ街中に多く残っていますが、春めいた陽光になってきました。

今週5日日曜から土曜までの1週間、敬和学園大学の19人の学生たちが大岩彩子先生に引率されKAKEHASHIプロジェクトでアメリカのワシントンD.C.にあるハワード大学に派遣されています。KAKEHASHIプロジェクトとは、ハワイ出身の日系のダニエル・イノウエ上院議員が日米の懸け橋となった業績をたたえた外務省主催の日米交換交流事業です。

19人の学生たちがワシントンD.C.のハワード大学に派遣されました

19人の学生たちがワシントンD.C.のハワード大学に派遣されました


 

本学は、当時国際交流委員長だったブラウン先生の発意で2001年から日本文化と日本語を学ぶ短期留学プログラムJCLP(Japanese Culture and Language Program)を始めました。最初はスウェーデンやオーストラリアなどからも学生が来ました。アメリカのエンブリドル航空大学やリー大学からも学生が来ました。コロナ禍以前は、当時本学の教員だった中村義実先生がかつて日本語を教えていたハワード大学からも学生がJCLPに参加するようになりました。

このような関係からカマラ・ハリス副大統領出身校のハワード大学がKAKEHASHIプロジェクト校に採択された際に相手校として本学を選んでくれたのです。本来は2年前にアメリカに派遣される予定でしたが、コロナ禍で延期され、一昨年9月にオンライン交流会がありました。本学の学生たちがもう一つの採択校ノースイースタン大学の相手校の北海道大学の学生たちの助っ人にもなりました。新型コロナウイルス感染症も終息しつつあり、ようやく今週に本学の学生たちがワシントンD.C.に派遣され、3月初めにハワード大学の16人の学生たちが新潟・新発田にやってきます。      

以上の経緯に奇しい導きを感じます。人生を振り返ると奇しい導きを感じることが多々あります。(山田 耕太)