学長室だより

地域社会の核として

街中の雪は次第に解けてきましたが、遠くの山々はまだ白銀の世界です。

毎週金曜21時30分から22時までの30分間エフエムしばたから放送される学生制作番組「敬和キャンパスレポ」に2月3日に出演させていただきました。前回はパーム宣教師の医療宣教や新潟の西洋音楽の始めなどについて、今回は敬和学園の精神的な前身である北越学館の理事長であった村上市(旧山北町)板谷沢の加藤勝弥や新発田出身のダンテ研究家で『神曲』を日本で初めてイタリア語から訳した山川丙三郎と日本三大小作争議の木崎争議の小作側の新発田の弁護士で日本国憲法制定時の特別委員や衆議院法務委員長を務めた井伊誠一について語りました。学生たちが制作した地域社会に関する番組が毎週放送されていることはすごいことだと番組に出演して改めて思いました。

2020年12月にも「敬和キャンパスレポ」にゲスト出演しています

2020年12月にも「敬和キャンパスレポ」にゲスト出演しています


 

先週10日金曜には新発田市生涯学習センターのホールで5回目のまちづくりドラフト会議 for Youthが開催されました。市内の6つの高校と新潟職業能力開発短期大学校と敬和学園大学の学生が街づくりのさまざまなアイデアを新発田市に対してプレゼンテーションをする会議です。若者たちの優れたアイデアがブラッシュアップされ、短時間で次々と提案されました。それぞれの学校の学びの特色がよく出ており、大変興味深い会です。実際に新発田市の施策に反映されるようになるにはもう一段レベルアップする必要があると思われますが、少なくとも若者のさまざまなアイデアは、新発田市の政策担当者を刺激すると共に、若者の指向(志向)を理解するのに役立っていると思われます。各校の取り組み全体のコメンテーターである一戸信哉教授をはじめとして本学は、この会自体にも大きく寄与しています。(山田 耕太)

「新発田市民の防災意識向上に向けて」をテーマにプレゼンテーションしました

「新発田市民の防災意識向上に向けて」をテーマにプレゼンテーションしました