キャンパス日誌

敬和学園大学の学生が、西日本豪雨災害の復興ボランティア活動に参加しました(8月)

敬和学園大学の学生5名と教職員2名(引率)が、西日本豪雨災害学生ボランティアとして、2018年8月27日(月)から8月30日(木)の中2日間、広島県三原市での活動に参加してきました。
このたび支援していただいた皆さま、現地でサポートしていただいた「一般社団法人災害復興協会つながり」の皆さまのおかげで貴重な経験をさせていただくことができました。本当にありがとうございました。
参加した学生5名からのレポートをお届けします。

 

床下の泥の掻き出し(写真左が斉藤さん)

床下の泥の掻き出し(写真左が斉藤さん)

今回は、敬和災害支援チームのリーダーとして、さまざまな経験をさせてもらいました。家の中に入った泥の清掃や床下に溜まった泥の掻き出しなどを行いました。支援には力仕事ももちろんですが、それをサポートする人、全体を見て休憩の判断をとる人など一人ひとりが役割を持って活動していました。
活動の中ではじめてのことが多くあり不安がありましたが、学生一人ひとりが自分の持てる力を使って支援に専念できたと思います。活動を終えてこれから自分たちにできることは、聞いてきたこと見てきたことを大学内外に広めていくことです。多くの人に知ってもらえるように活動していきたいです。 (学生HOPEチームリーダー 共生社会学科4年 斉藤孝幸)

 

床の泥落とし(写真右が山本さん)

床の泥落とし(写真右が山本さん)

現地である広島県三原市では「一般社団法人災害復興協会つながり」さまのコーディネートのもと、被災したお宅を訪問し、床下の泥出しなどを経験しました。
現地での活動に参加し、チームワークの重要性を学びました。全員でコミュニケーションを取ることで作業がスムーズにできたと思います。また現地で活動することで、その場の雰囲気や匂いを感じられました。作業をしてみると想像以上に体力が必要だと実感しました。床下の暗さ、泥の重さなど体験してみて、あらためて被災の恐ろしさを感じることができました。私たちは2日間での参加でしたが、ボランティアはまだ足りていないのが現状です。これから現地でのつながりや学んだことを生かし、情報を伝える活動を行っていきたいと思います。 (英語文化コミュニケーション学科2年 山本紗那)

 

清掃で出た泥を集める(写真左から2人目が谷井さん)

清掃で出た泥を集める(写真左から2人目が谷井さん)

1年生から学内外、佐渡など新潟県内にあるさまざまなボランティア活動に友人と一緒に参加してきました。今回は初めて県外に行き、より多くの経験を積み重ねることができました。広島での活動は2日間という短い間でしたが、たくさんのことを学ぶことができました。
訪問したお宅で作業をする時に、床や柱をタオルなどで養生し、家を傷つけたり汚したりしないようにしました。それでも養生してないところを無意識で触りそうになってしまい、汚さないように配慮しながら作業をするのは大変でした。しかし、住んでいる方に対しての気遣いやそういった心構えを持つことが、活動する時に大切なことなのだと学ぶことができました。今回の活動で学んだ気遣いを忘れずに、今後も被災地支援を行っていきたいです。 (学生HOPE 国際文化学科2年 谷井洸太)

 

集まった泥をトラックで運ぶ(写真左が結城さん)

集まった泥をトラックで運ぶ(写真左が結城さん)

広島から帰ってきて、友人や知人に会う機会が多くありました。そのたびに私が経験したことを話すのですが、どうしても伝えきれていない気がします。現地で経験した全てを伝えたいのに、どうしようもなく浅い感情が言葉になってしまいます。それでも今なお現地では生活をしている人がいて、支援活動している人がいます。
私は、現場で見た情報、体験、感情を多くの人にしっかりと伝えたいです。重さ、辛さ、重要さ、そしてつながり。さらに足りないものが多くあることを、今は興味すらない人たちにも知ってもらい、考えて欲しいと思います。決して強制したいわけではないのですが、日々考えることの候補に入れて欲しいのです。今回の活動を通じて、考え、行動することの大切さを知ったからこそ、そう思います。
多くの人に知ってもらえるように、私はこの感情を少しでも上手く伝えられるように努力します。また、これからも現地と関わっていきたいです。そして何よりも、現地の回復を願っています。(英語文化コミュニケーション学科2年 結城由羽)

 

床の泥落とし(写真右が磯部さん)

床の泥落とし(写真右が磯部さん)

今回、被災地である広島県三原市に実際に赴いて活動を行い、普段、メディアを通して見ている情報以上のことを知ることができました。1年生である私は、正直に言いますと、現地活動の参加について出発までいろいろと不安がありました。しかし帰ってきた今は、本当に貴重な活動経験をさせてもらえたと実感できます。
今回の活動を通し、まだまだ復興支援の人手が足りないと感じました。新潟で西日本豪雨災害についての報道はもうほとんどされていませんが、まだまだ支援が必要です。今後も募金活動などを通して引き続き支援を続けていこうと思います。 (学生HOPE 英語文化コミュニケーション学科1年 磯部ありさ)

 

活動を共にした皆さんとの集合写真

活動を共にした皆さんとの集合写真