キャンパス日誌

敬和学園大学の学生が、西日本豪雨災害の復興ボランティア活動に参加しました(12月)

敬和学園大学の学生10名が西日本豪雨災害の復興ボランティアとして、12月1日から7日まで、岡山県倉敷市での現地活動に従事しました。
今回の活動は、学生HOPE(学生ボランティアコーディネーター)のメンバーが、日程調整、交通手段の確保、受け入れ先団体との連絡、メンバー募集、SNSを利用した活動の様子の情報発信など、すべてを担いました。

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また、今回の活動は赤い羽根「平成30年7月豪雨災害・ボランティア・NPO活動サポート募金」助成事業 第2回助成(短期)の支援をいただき、実施することができました。
新潟から被災地(広島県・岡山県)は遠いですが、このご支援により学生たちの「困っている人の力になりたい」という強い気持ちを現地に届けることができました。被災地でのボランティア活動に対し、温かいご理解とご寄付を賜り、誠にありがとうございます。

私たち、Keiwa HOPE(Keiwafor Helping Other PEople)は引き続き、助けを求める方々に寄り添い、新潟からできる継続した支援を行ってまいります。(ボランティアセンター)

未だ復興活動が続き、不安の残る現場の風景

未だ復興活動が続き、不安の残る現場の風景

「どこかで誰かが不安になっている」、そんなことすら考えたことがない人が多いと思います。たかがボランティアと思っている人が多いと思います。でも、そう思っているうちは誰も助けられません。私たちのこの両手で救えるのは、たかが人一人かそれ以下かもしれません。それでも多くの人が手を差し伸べ、心を合わせ全力で関われば、できることは無限に出てきます。僕らは永遠に相手の心を完全に理解することはできません。それでも私たちがやるべきことが、そこには確かにありました。(英語文化コミュニケーション学科2年・学生HOPE 結城由羽)

 

困っている現場で、自分たちができることに取り組みました

困っている現場で、自分たちができることに取り組みました

岡山での活動はとても多くのことを学び吸収して、自分の糧になったと思います。お世話になったTSUNAGARIの皆さんたちから、人と人とが支え合うことの大切さを教えてもらいました。
災害はいつどこで起こるかわかりません。しかし、もし災害が起きた時に自分たちに何ができるのか、被災地にどんな支援が必要なのかということを考えることはできます。自分一人でできることは本当に小さなことですが、誰かと協力することで大きな力が生まれると思います。今後も積極的に被災地支援を続けていきたいです。(国際文化学科2年・学生HOPE 谷井洸太)

 

まだまだ現場での傷は癒されていません

まだまだ現場での傷は癒されていません

夏期休暇中に広島での現地活動を行い、今回岡山で活動を行ってきました。
前回は床下の泥出し作業が主でしたが、今回は壁に貼りついた土を洗浄する作業が多く、回復の兆しが目に見えてきていました。しかし、作業が進んでいても住民の傷は癒えてはおらず、私自身も胸が痛みました。現場を見た経験を生かし、災害の恐怖や被災者の皆さんの思いを伝えていく活動をこれからしていきたいと思います。(英語文化コミュニケーション学科2年・学生HOPE 山本紗那)

 

復興活動の合間の休憩時間

復興活動の合間の休憩時間

私はボランティアというものがよく理解できず、理解できないことで好きになれず、ボランティアをする人々については、輝いていてまぶしくて高尚な存在、思わず手をかざして目を細めてしまうような、そんな人たちだと感じていました。実際、彼らは尊い働きをしています。今回の活動を通じて、私はボランティアについて知りました。時に人間は悪の象徴とされる時があります。しかしやはり、神の創造物は素晴らしかった!そう感じられたボランティアでした。言葉だけでは伝えきれない!このもどかしさをあなたも体験してください。(英語文化コミュニケーション学科2年 吉田結香)

 

私たちが見て、経験し、感じたことが伝えていきたい

私たちが見て、経験し、感じたことが伝えていきたい

現地で活動することで、メディアではすでに取りざたされていない被災地の現在を知ることができました。
未だたくさんの人が苦しみ、復旧作業が続いていることを少しでも多くの人に知ってもらいたい。その上で、小さなやさしさを伝えていき、そのやさしさが大きな「つながり」になっていって欲しいと思いました。
SNSを通じて今回の活動報告をしています。この報告が一人ひとりのやさしさのきっかけになることを願っています。(国際文化学科4年 馬場仁希)

 

リフォーム中のお宅のため、作業は慎重にすすめました

リフォーム中のお宅のため、作業は慎重にすすめました

私が活動をしたお宅では、土壁や小舞の撤去をしました。そのお宅はリフォームのための作業であったため、新しい家具などが置いてあり、私たちの作業は慎重に行われました。
土壁剥がしではハンマーを使用し壁を強く叩きながら壁を壊しました。水害だったので壁には水が到達した跡が線になって残っていたり、カビが生えていたりしました。小舞撤去はカッターを使用して小舞と小舞をつないでいるひもを切り、抜いていきました。小舞を運ぶ作業は、家具などを傷つけないように慎重に行いました。(英語文化コミュニケーション学科2年 鈴木啓斗)

 

現地活動を通じて、ニュースだけではわからなかった現状を理解できました

現地活動を通じて、ニュースだけではわからなかった現状を理解できました

私は、新潟県から出て泊まり込みで行うボランティアは初めてだったので不安でしたが、現地にいる他のボランティアさんたちがとても優しくて安心して取り組むことができました。行く前は、復興も進んでほとんどやることがないんじゃないかと思っていましたが、実際はまだ大変な作業が残っていました。ニュースであまり見かけなくなって終わった感覚になっていましたが、まだ復興活動が終わっていないことを実感できました。災害は起こらない方がいいのですが、またこういうボランティア活動に参加したいです。(共生社会学科2年 赤川光流)