キャンパス日誌

地域で活躍する人材を育成、「地域学」履修学生による発表会を開催しました

敬和学園大学では、新発田市や聖籠町、地元企業のリーダーを講師にお招きし、授業科目「地域学」を開講しています。

2023年度前期は、「せいだ」さま、「レノベイト」さま、「バウハウス」さまにご協力をいただき、講義では、講師の方々の経営哲学や実践方法などを伺い、次いで企業訪問によるフィールドワークなどを通して、現実問題や課題などを理論と照らし合わせて解決する手法を学ばせていただきました。

これらの学びを踏まえ、「地域学」の最終日は学生による発表会を開催しました。

学生の発表と参加者の皆さまからのコメントで、双方向の意見交換ができました

学生の発表と参加者の皆さまからのコメントで、双方向の意見交換ができました

 

学生たちは、若者ならではの視点からの感想を交えながら講義や見学内容について発表させていただき、学生たちのさまざまな学びについて意見交換を行う貴重な会となりました。

せいださま、とんとん市場・いちご栽培ハウス見学(5月12日)

せいださま、とんとん市場・いちご栽培ハウス見学(5月12日)

レノベイトさま、トレーニング体験(6月2日)

レノベイトさま、トレーニング体験(6月2日)

バウハウスさま、講義(6月16日)

バウハウスさま、講義(6月16日)

 

<履修した学生の声>
「この授業を受講したことで、各企業の経営方針や今までの歩みが、地域にどのように貢献されているのかを知ることができました。せいださま、レノベイトさま、バウハウスさまからのお話を伺い、それぞれがただお金を儲けるためではなく、「地域や消費者の課題」の解決を第一に考えた企業であることがわかりました。また、授業を通じて、経営をしていく中で見えてくる企業自身の課題ややりがいなど、仕事の裏側を知ることができました。さらに、せいださまの「とんとん市場」や「新発田ファーム」の見学、レノベイトさまからのトレーニングメニューの体験など、ほかの授業ではできない貴重な経験をさせていただきました。今回の授業で得た学びを、これからの就職活動に生かしていきたいと思います。」(国際文化学科3年 妻島優斗)

「この授業では、せいださま、レノベイトさま、バウハウスさまの講義と企業訪問を通じて、起業や社会貢献に対する姿勢について学ぶことができました。私が発表でご紹介させていただいたバウハウスさまはビルのメンテナンス・清掃事業から障がい者就労事業など、さまざまな面で活躍されていました。その活躍の起点は、やはり「行動力」にあると思います。例えば障がい者に関する事業では、番号と色で道具の使い分けをし、きれいな部分には「青の道具」、汚れのひどい部分には「赤の道具」を使うなど、「色」を活用していました。これは、ロサンゼルスやニューヨークといった「眠らない街」にご自身が行かれたからこそ取り入れることができたものだそうです。このように行動力を生かせる視野・知識が大事であると思いました。」(国際文化学科2年 富田楓芽)

 

地域に密着した大学として、「地域学」で実践力を身につけた学生たちがやがて地元の地域社会に職を得て定住し、地域社会の発展に貢献していくことを期待しています。