キャンパス日誌
「地域学」でせいださまを見学しました
敬和学園大学には「地域学」という授業があり、地元の自治体や会社のトップの方からお話を伺える機会が用意されています。
今回の授業では、生産から流通まで地元農業を支えている株式会社せいださまを見学させていただきました。せいださまは、農業資材を販売する農家の店「とんとん」、契約農家の農作物を委託販売する「とんとん市場」、そして米穀の集荷業および販売等を展開しており、農家さんと消費者の架け橋的な存在です。
まずは、清田専務取締役から2020年から始動した「いちごの街・新発田プロジェクト」の概要についてご説明いただきました。米の専門家がいちご栽培に挑戦した経緯や、実際にいちごを栽培している越後姫栽培用の鉄骨ハウスでの栽培の様子など詳しく教えてもらいました。
実は、新潟県内で越後姫を初めて栽培した地域が新発田市紫雲寺地区ということもあり、それがいちごを栽培するきっかけとなったそうです。
お話を聞いた後に、実際にいちごを育てている農業法人である新発田ファームさんのハウス中を見学させていただきました。
ハウスではスマート農業を活用しており、ハウス環境の見える化を推進しています。インターネットの環境下であればどこでもハウス内の状況を把握し、遠隔操作も可能であり、常に最適な条件での生産環境を実現しています。他の企業さまもモデルハウスとしてこのハウスを見学に来ることもあるそうです。
そして実際に育てられている越後姫を試食させていただきました!清田専務からいちご栽培にかける熱い思いをお聞きした後に口にしたいちごの味は格別でした。
次に、農家さんの農作物を販売するとんとん市場を見学させていただきました。
学生たちは新鮮な野菜を手に取り、珍しいパンや地場の農家さんが手掛けたドレッシングなどを購入していました。野菜や果物はもちろんですが、揚げ物や焼き魚も評判の商品だそうです!
各施設の見学が終わった後に、清田専務に本日の総括をいただき、さらに学生からの質問にお答えいただきました。今回の見学で疑問に思ったことを学生ならではの視点から清田専務にお聞きすることができ、理解を深めることができました。
せいださまは2021年よりリノベーションに着手しており、「かう(販売とPR)」、「たのしむ(体験・生産)」、「たべる(地産地消)」を大きなコンセプトに掲げています。現在、かう(とんとん市場)、たのしむ(新発田ファーム)と形にしてきて、今後は、新発田店の敷地内にレストランや加工施設の設立を構想しているそうです。
新発田市を拠点として多方面から農業を支えるせいださまの貴重なお話で学生もさまざまな学びを得ました。
清田専務はじめ社員の皆さま、貴重な機会をいただきありがとうございました!
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