キャンパス日誌
佐渡・宿根木を活性化、ゼミで学んだベトナム茶屋で交流を深めました
敬和学園大学の長坂ゼミでは、佐渡市からの助成を受け、佐渡・宿根木集落の地域活性化を目指した「佐渡・宿根木プロジェクト」に取り組んでいます。観光事業・地域活性化の一環として、新たな商品の開発・販売やベトナム風路上茶屋の出店といったイベントの開催、竹林整備、海岸清掃など、地域の方々と一緒にさまざまな取り組みを進めています。
この活動に参加した佐藤南美さん(国際文化学科3年)、西片朝海さん(国際文化学科3年)からのレポートをお届けします。
私たち長坂ゼミは、10月31日から11月6日の6泊7日で、佐渡市宿根木地区の地域活性化のための活動をしてきました。
今回は、私たち現役学生だけでなくOB・OG、NPOの方々にも参加していただき、11月4、5日のイベント実施とそれに向けた準備、竹林整備、海岸清掃などを行いました。
初日は移動がメインで、2日目から活動を本格的に始め、午前はイベント開催に向けて空き家の掃除、午後は竹の伐採や整備をしました。
3日目は、竹林整備と伐採の続きを行い、その後現地の方に工房を貸していただき、竹を加工しイベントで販売するグッズを制作しました。夕方には海岸清掃をしました。
4日目の午前は横井戸の様子を見て簡単な整備を行いました。午後は竹加工の続きとイベントでのカフェ開催に向けたコーヒーの試飲を行いました。
5日目・6日目にイベントを開催しました。
ゼミで学んだベトナム文化を取り入れた、ベトナム風路上茶屋(現地の方や観光客に向けたお茶の無料提供)とカフェ(ベトナムコーヒーの有償提供)を開き、その横で、自分たちで作ったコースターや竹のスピーカー、ベトナム雑貨などの販売も行いました。
路上茶屋では、ベトナムのライチティーとマレーシアの紅茶を提供し、お客さまに好評をいただきました。
6日目のみでしたが、折り紙や竹を用いて作った輪投げなど、さまざまな遊びを子どもたちや大人の方と一緒に楽しみました。夕方には、2度目の海岸清掃をしました。
また、活動期間を通して、普段地元の方々が行っている夜番を私たちがさせていただきました。
今回、普段できない経験から、学ぶことがたくさんありました。
竹を切り商品に加工することは、とても楽しくやりがいがありました。路上茶屋は現地の方だけでなく観光客の方にもたくさん来ていただき、「なぜ宿根木でベトナムなのか」や「なぜ路上茶屋を開いているのか」など物珍しさから興味関心を持っていただき、多くの方とお話しすることができました。
現地の皆さんに受け入れていただけたおかげで貴重な学びを得ることができました。これからの生活に大きく役立たせていきたいと思います。
同時に、私たち学生はこの佐渡での活動は遊びではなく勉強をさせていただく立場であったので、宿根木に真に関わりたい人や意欲を持ったメンバーで取り組むべきだったと反省しています。
今後も機会があるならば、またこの活動に携わっていきたいです。
(国際文化学科3年 佐藤南美、西片朝海)
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