キャンパス日誌
【学生インタビュー】英語を学び、異文化を知る。国際交流の経験を将来へつなぐ
AYF(アジア・ユース・フォーラム)という海外交流プログラムに参加し、異文化を受け入れて理解することの大切さを学びました。また、参加者はみな自国の文化に誇りを持っていることに刺激を受け、私も日本のことをもっと知りたいと思うようになりました。 (英語文化コミュニケーション学科3年 阿部美帆奈)
敬和学園大学を選んだ理由を教えてください。
-- 英語がもともと好きだったのですが、教員免許を取得できて、かつあまり規模の大きすぎない大学を探していたんです。敬和学園大学なら実家のある福島県にも近いですし、自分に合いそうだと思って決めました。
入学してみて、実際の大学生活はどうでしたか?
-- 学生同士はもちろん、先生ともすぐ顔見知りになれる大学なので、とても親しみを感じました。授業は生きた英語に触れるプログラムが多く、スキルアップを実感しています。特に音読は高校時代とは比べものにならないほどスラスラ読めるようになりました。
授業以外での活動はどうですか?
-- 入学して学生寮に入りました。そこで「Jスクール」という、外国ルーツの子どもたちへの日本語学習支援活動に参加していました。これは、日本語での日常会話はできても書き言葉が苦手な子どもたちのために、学習言語の習得をフォローするボランティア活動です。2年生からは「アニマルレスキュー」というボランティアサークルに所属し、捨てられた犬や猫の保護施設の清掃をしたり、里親探しを手伝ったりもしています。
AYF(アジア・ユース・フォーラム)の活動について教えてください。
-- 留学をしたいという希望があったのですが、教職課程との両立に自信がなく躊躇していた時、この活動の存在を知りました。約1週間、アジアの国を訪れて、そこに集まったさまざまな国や地域の学生たちと国際問題を話し合ったり、互いに自国の文化をプレゼンテーションする活動です。留学の前にまずはこれを体験してみようと思い、申し込みました。
参加してみて特に印象に残ったことは何ですか?
-- 私は海外に行くのも、教室以外で英語に触れるのも初めてだったので、現地では自分の英語のつたなさに苦労し、恥もたくさんかきました。でも、英語を身につけるにはその恥ずかしさを越えないといけないと自覚することができたのは収穫です。それと文化の違いを目の当たりにしたことですね。
文化の違いというのは具体的にどういうことでしょうか。
-- 生活習慣の違いはもちろん、日本にいるとほとんど意識することのない宗教の違いを実感しました。一緒に夕飯を食べに行って食べられないものがあったり。それまでの自分は、異文化について知っているつもりでいても、どこか遠い国のこととしてぼんやり感じるだけでしたが、AYFの活動を通して、異文化を目の当たりにして、受け入れて理解することの大切さを学びました。
かなり刺激を受けたようですね。
-- そうですね。AYFの参加者はみんな自国の文化に誇りを持っていることが感じられ、私はそのことに深く感動し、自分も日本のことをもっと知らなければいけないと思うようになりました。そしてAYFのおかげで、以前からあった留学をしたいという思いはより強くなりました。これからもいろんなことに挑戦したい。今はそんな前向きな気持ちです。
担当教員から見た阿部美帆奈さんの成長
AYFでの1週間をキッカケに、自信がついたように見えます。乗り越えた、成し遂げた、という実感がそうさせたのでしょう。発表する時、会話をする時、堂々と話すようになりました。これは英語のスキル向上にとってもよいこと。ふだんの行動も積極的になりました。I believe she will always do her best. きっと自分のやりたいことを成し遂げてくれるだろうと信じています。(英語文化コミュニケーション学科教授 グレゴリー・グッドマーカー)