キャンパス日誌
【学生インタビュー】大学でのチャレンジのすべてが、「コミュニケーション」につながりました
消極的だった私が、敬和の学びを通じて何ごとにも積極的に取り組めるようになりました。教職課程、英語、異文化交流、映像制作、ラジオのMC、どの学びも「コミュニケーション」という一つのテーマでつながっています。 (英語文化コミュニケーション学科4年 佐藤奏海)
高校時代から英語が好きだったんですか?
-- 昔から英語が好きで、英語を話せるようになりたいし、留学もしてみたい。そういう気持ちに加えて、英語の教職課程があり、英語の資格で特待生になれる敬和学園大学に入学を決めました。
これまでの大学生活で、自分自身の変化や成長を感じますか?
-- 実は1年生の時は自分に自信が持てなくて、ずっと迷いの中にいました。でも2年生になり、アジア・ユース・フォーラムに参加したことが転機になって、何ごとにも積極的に取り組めるように変わることができました。
アジア・ユース・フォーラムでの経験について詳しく教えてください。
-- アジア各国の学生が参加して1週間生活を共にしながら異文化交流をするのが「アジア・ユース・フォーラム」です。私は、迷ってばかりいた自分を変えたくて参加しました。ルームメイトがカンボジアの子だったのですが、お互い英語が拙くて伝えたいことが上手く伝えられませんでした。でも、言葉が正確に通じなくてもコミュニケーションはちゃんととれる、友達になれる。そのことを体感できて、私は自分に自信を持てるようになりましたし、本当は人と関わり合うことが好きなんだなって再認識できました。
帰国してから具体的にどんな変化がありましたか?
-- いろいろなことにチャレンジできるようになりましたね。教職課程を履修しているので、課題が多くてもともと大変なのですが、そのほかにもやりたいことがいっぱいあって、異文化交流、歴史、文学などさまざまなジャンルの授業を受けたり、映像制作のナレーションのお手伝いをしたり、エフエムしばたのラジオ番組にMCで参加したり、とにかく積極的になりました。
そんなにたくさんのことに取り組んで、大変ではなかったですか?
-- 正直、2年生の時は取り組みが多すぎて…、おかげで自分のキャパシティを知ることができました。それに私は一つの物ごとだけに集中して取り組むより、いろいろな経験をしながら、それぞれつながるものを探していくのが好きなんです。はじめは分からなかったんですが、今は、教職課程、英語、異文化交流、どれも自分の中では「コミュニケーション」という一つのテーマでつながっています。
台湾のイベントにも参加しましたね。
-- 台湾の姉妹校、長栄大学で開催された英語のサマーキャンプに、3年生の夏に参加しました。国籍の異なる多くの若者たちと交流したのですが、その時に、教職課程で学んだ多様な個性を持つ子どもたちとのコミュニケーションのとり方がちゃんと役に立ちました。これまでの学びがつながっていくのを実感しました。
将来について聞かせてください。
-- 私が今一番勉強したい、取り組みたいと思っているのは、学校に行けない子どもたちへの支援です。いつか「子どもたちの居場所」を自分なりに発信できるような活動をしたいと考えています。その時、これまで取り組んできた映像やメディアの経験も必ず生きてくると思っています。
担当教員から見た佐藤奏海さんの成長
彼女は入学したばかりの1年生の時、とても物静かで、恥ずかしがり屋の女の子に見えました。でもアジア・ユース・フォーラムや台湾・長栄大学サマーキャンプなど大学生活を通してたくさんのことにチャレンジして、今ではすっかり積極的で強く、明るい学生に成長しました。私のゼミでも、たくさんの意見を出してくれます。彼女の意見や発表には、ちゃんと根拠があって内容もすばらしいです。これは、自分なりにいろんなことを深く考えて、努力してきた成果が出てきているのだと思います。彼女は将来、他の人にポジティブな影響を与えることのできる、特別な社会人になるだろうと、私は感じています。(英語文化コミュニケーション学科教授 グレゴリー・グッドマーカー)